少年が捧げる美しい愛の物語

短編児童小説コンテスト応募作品と言う事で。

オープニングを拝読した時『これは、別のコンテストに……』と思ったのは事実です。

しかし

そこから、少年少女の恋愛物語に持ってくる力量は、流石の矢口先生と感嘆せざるを得ませんでした。

少年少女向けの、しかも『溺愛』という括りの中で物語を綴る難易度は、相当に高いと思います。けれども、しっかりと『溺愛』の動機付けを持ってくる。それも、読み手が納得する形で。

もちろん、対象層年齢層にもしっかりと伝わる形になっている。

そら、ウィリアム少年は必死になるわけですよ。
そして、応援したくなるんです。
四話読了時点でのレビューですが、既に応援しまくってる(笑)

この作品は、大人向けでもあります。
つまりは全年齢が楽しめる作品になっている訳です。

是非、長編化した作品を読みたいですね。
素晴らしい!

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