白き山と赤い瞳

第一部完了時点でのレビューになります。

衝撃的なエピローグから、ユーリックの出自が明かされるまでの話になります。
とはいえ、断片的です。
彼女は氷の魔術を操ります。

作品世界を彩るのは、凍てつくような白い世界。
厳しい冬の山。
それはまるで、ユーリックそのもののようです。

ロアンとの仲は終始ハラハラしっぱなしでした。
今後も予断を許さぬ感じですね。

第一部後半から、トビが前面に出て来ます。

彼は、温もりの象徴なのだと思いました。
ユーリックとの関係にも変化があります。

地文多めが好きな方は是非。
醸し出す雰囲気とは裏腹に、しっかりとエンタメに寄った構成になってます。

まだまだ謎が深い、作品世界。
第二部を楽しみにしています。

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