白き山と赤い瞳
- ★★★ Excellent!!!
第一部完了時点でのレビューになります。
衝撃的なエピローグから、ユーリックの出自が明かされるまでの話になります。
とはいえ、断片的です。
彼女は氷の魔術を操ります。
作品世界を彩るのは、凍てつくような白い世界。
厳しい冬の山。
それはまるで、ユーリックそのもののようです。
ロアンとの仲は終始ハラハラしっぱなしでした。
今後も予断を許さぬ感じですね。
第一部後半から、トビが前面に出て来ます。
彼は、温もりの象徴なのだと思いました。
ユーリックとの関係にも変化があります。
地文多めが好きな方は是非。
醸し出す雰囲気とは裏腹に、しっかりとエンタメに寄った構成になってます。
まだまだ謎が深い、作品世界。
第二部を楽しみにしています。