ひたむきに努力する少女が印象的な、重厚感のあるファンタジー

物語はタグに、ダークファンタジーと書いてある通り、絶望的な死から始まります。

紅い瞳を宿した少女、ユーリックは、『神の住む山』と呼ばれる白い山が見える家に住んでいて、その白い山が気になって仕方がありません。

なぜだか、そこには何かがあるような気がするのです。

主人公のユーリックは、日々、師匠のロアンから魔術師になるための指導を受けますが、ロアンの指導は魔術というよりも、肉体を鍛え精神を鍛えること。女の子のユーリックにとっては、かなり厳しいものになります。

この物語は、色々な葛藤を抱えながらも、ひたむきに頑張るユーリックが印象的で、読んでいると感情移入して、応援したくなります。

そして、描写が丁寧なので、戦闘シーンに迫力があります。かっこいいので、そこもおすすめしたい部分です。

まだ2章を読み終えた辺りなので、ユーリックの秘められた過去や、白い山と、どんな関係があるのかが気になります。

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