赤い瞳の少女の、行先は。

徹底的な男尊女卑社会で生きる、孤児で女であるユーリック。魔術師であるロアン師父のもとで修行しながら、過酷な生を強いられる彼女には、魔術師としての才能、そして秘密があった。

身分社会はもちろんのこと、共に暮らす弟子たちの間にも、才能の有無、優劣、上下があり……そんな生き辛い環境においても、何かと目をかけてくれる兄弟子、トビの存在は大きい。

ユーリックが追い求めるのは、おそらく魔術師としての道ではない。
凍てつく白き山への思い、師父の思惑、トビとの関係。

重厚な世界観だけでなく、手に汗握る戦闘シーンや、キャラクターの心理描写も丁寧に描かれています。
あなたもきっと、この世界にハマるはず。オススメです!

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