瑞々しくて美しい。文章もそれが描く場面も、心情描写も。とにかく読んでいて鳥肌さえも立ってくる。すぐに読み終わる、掌編に近い形式の短編集。学生の日々の一瞬を切りとった物。でも、読んでいて季節の空気感や、人物の息遣いまで感じる。この作者様は何者なんだろう?羨ましい、悔しい。何故自分はこんな作品を書けないんだろう?そんな心地良い焦燥感に浸らせてくれる名作です。
誰もが持っているキラキラした恋心の1粒1粒を、ひとつひとつのシーンとして切り取ったような短編集です。どこから読んでも、上から読んでも、えいっと目をつぶってクリックしても、必ず甘酸っぱくてキュンとするお話に出会えます。さあどれにしようかな、とビジューきらめくキャンディボックスを開けるような、そんな気持ちになれます。オススメですよ!
誰かの影になっているあなたへ贈る、奥ゆかしい恋のアソートたち。どれも少しほろ苦くて、だからこそ少しの甘さが引き立ちます。名前のない登場人物たちの中に、きっとあなたが見つかるはず。私が特に好きだったのは『とある夏の手洗い場』です。誰かのために頑張るあなたを、頑張る誰かをきちんと見ているあなたを、見ている人はきっといます。どれも三分で読める恋の物語。お好きなパッケージからどうぞ。
この物語、学生時代の恋が詰まった作品です!学生時代特有の爽やかさと甘さと切なさが味わえます!おまけに1話1話独立した話なのでどこからでも入れます。是非この爽やかさ、甘さ、切なさを味わってみてください!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(177文字)
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