冒頭はドタバタなラブコメから始まる。幽霊となった女子と、その女子が恋した男子の物語。異質なカップリングが出会う地縛霊と化した少女。

少女を救うため走り回る2人。そのストーリーの着地がハートフルに描かれていて素敵な作品でした。

ドタバタなラブコメでありながら、しっかりとした情景描写や会話と描写とのバランス良く、整った文体が読みやすいのも高評価です。

読後感がとても良いので、気になる方はお手に取って読んでみて下さい。

冒頭だけしか読んでませんが、地の文やセリフが美しく、とても読みやすかったです。

フられて自殺した少女とは思えないほどの前向きな姿に、励まされました！

ゆつみ かける様、素敵な作品をありがとうございました！

読者が安心して物語に委ねられる良作だと思います。
作者様の書き筋に余裕を感じるので、不安を感じず丁寧に読むことが出来ました。

時代設定とともに社会性のある事件をモチーフにしていたり、リアリティがありました。


ありがとうございました。

夏の日差しの合間、ふと、風が肌を撫でた時に涼しさを感じる。
蝉時雨のした、何故か聴覚がクリアになる。
夏の空気には、静が混ざる。

この物語を読んだ時に感じたのは、そんな涼しげな気配だった。
死者の世界に踏み入れた主人公、霊を救うという筋書きなのに、闇を感じさせる描写。
それが、あった。

最初しかみてないけど、面白そうでした。

読んでいて心地良いです。

構成、文脈
映像にして見てみたくなりました
素晴らしい👍

この発言だけ切り取ると身震いしたくなるような寒気を覚えますが、死んだ本人に負の感情はなく、そこにあるのは純粋に相手を好きだという純情な恋心です。
好意を寄せられた方は他人に関心が薄く、薄情にも思えますが、このこわばった心を純粋な恋心がどう打ち壊してくれるのかとても楽しみになる作品です。
評価受けるのが納得の作品です。
オススメさせていただきます。

ありそうでなかった物語。

ちょっとポップでキャッチャーなあらすじと、どこか苦さを感じさせる作品のタイトル。予感を裏切らず、不思議な魅力が、同居しています。

少し回りくどい言い方になりますが、人と人との関係性って、何なんだろうなと考えさせられました。喜怒哀楽だけではかれない、何か漠然と繋がっているもの。
それを作者様は、飽きさせない展開の物語に乗せて、丁寧に紡がれています。

軽やかな展開の反面、現実の非情さを感じる場面もあり、
一面では語れない様々な魅力を感じることができます。

バディ（相棒）小説、というのでしょうか。
序盤から思わぬかたちで手を組んだ、主人公と幽霊女子のそれからに、目が離せません。あっさりとした展開に足早に持って行かないのも、この作品の魅力だと思います。

幽霊が見えてしまう。触れられる。会話ができる……そして取り憑かれる。

主人公の来栖ハヤトは、死んだはずの同学年の女の子の幽霊に再会する。
学園の元マドンナは、ハヤト君の身体に憑依してしまう。

『来栖くんに好きになってほしい、そして私がもう死んでしまっていることを後悔してほしい』
それが彼女の望み。

しかし、その望みがかなった時に、彼女は一体どうなってしまうのだろう？

この物語は、幽霊の世界を通してみた、人間の残酷さと優しさに満ちたハートフルなヒューマンドラマです。

この先、彼女との関係は何処へ向かってしまうのでしょうか？

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（510文字）

主人公もヒロインもちょっとしたくせがありますが、そこがまた物語の展開に何倍もいいアクセントを聞かせていて微笑ましいです。
描写も細やかで、二人を中心に繰り広げられる世界が鮮やかに描かれています。

ホラー作品だと登場人物が酷い目にあい
そこが魅力の一つでもありますが、どちらかと言うと恐怖を主軸ではなく、其れ等の要素で動くキャラクター描写が好きな私にとって、好きなジャンルになる作品でした。

情景描写も丁寧かつ繊細で、ホラーでも恋愛でも好きな人にささる物語です

なぜ主人公がこんな目に？　あ、なるほど……ふふふ。
この流れが楽しい？（と言って良いのか？）書き出しでした。

情景描写が丁寧でその場にいるような臨場感。作者のこだわりと熱意が感じられました。
1話1話が興味をひくつくりになっていて、読む手が止まりません！📗
紙の本として出会いたかったです。内容が濃厚なだけに、実際手に取りじっくり読みたかった。

ネタバレを避けるため曖昧な表現になりますが、最初の衝撃的展開からここまで優しい物語に繋がるとは思いませんでした。

ただ、優しい物語の中にも、常に狂気と不穏さが漂っていて、それが全体を引き締めています。

さっちゃんは、ミヤコは、そしてハヤトは幸せを掴み取れるのか……ああ、でも、その幸せは別れに繋がるものなんだよなあ……なんて思ったり。

続き、期待しております。

ありがとうございました！

どこか孤独を抱えるハヤトと、明るくも切ないミヤコの掛け合いが魅力的な一作。最初は彼女を遠ざけようとしていたハヤトが、少しずつミヤコの存在を受け入れ、2人の仲が深まっていく過程に心が温かくなる一方、「生と死」の越えられない境界線があることを思い出す度に、胸が締め付けられます。
本来、交わることのないはずの生者と死者が紡ぐ物語は、どんな結末を迎えるのか。注目の作品です。

思春期の男の子と女の子の感情どちらにも共感できて、せつない。

これからどういう展開になるのか楽しみです。

クールで女性に関してはあまり興味がなさそうな来栖と、来栖が大好きで命を失ってしまった水瀬を中心としたハートフルホラー。葬儀後目の前に現れた水瀬のことを嫌がっている来栖だが、徐々に二人の仲が縮まっているように感じる。これから、どうなっていくのか楽しみ。

話も分かりやすいし、幽霊となった女の子との掛け合いもいい感じです。
続きが出来たらまた読ませてもらいます。