魔術とは、奇跡ではなく科学である

このお話、異世界ファンタジーで中華ファンタジーなのです!
これだけで私の触手はびくんとなり読み進めてしまいました( *´艸`)

その期待を裏切らない面白さ――。
まず、私がこの物語で一番わくわくした部分をご紹介させていただきます。

タイトルにもあるように「魔術師」の物語ですので魔法が活躍するお話で、その源は魔素となります。
そこは比較的多くの作品で取り上げられているのでしょうが、作中で『魔術とは、奇跡ではなく科学である』という言葉が出てきます。

読み進めるとそれがすっごく分かるのですが、その要素が西洋的なファンタジーでなく、中華ファンタジーな部分でもあり面白さを底上げしていて、本当に最後まで面白かったです(^^♪

お話は、主人公のユーリックは自信が望む訳でもなく、魔術師の弟子として生きてきます。
そんなユーリックが魅せられる白き山――。
その憧れ、思いの中。
魔術師として、弟子として、師父ロアンとの係り会いを軸に物語は進んでいく――。

個人的には新しいジャンルの物語として読ませていただき、本当に目の付け所が面白く勉強にもなった作品ですので、読み専さんだけでなく、作者様方も是非覗いてみてくださいませ!

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