長年の片思いにより、海璃は自らBLゲームを作り、それを幼馴染の白兎に渡す。しかし、共にゲームを作り上げた関係者と共に事故に遭い、気づけば「白戀華~運命の恋~」という、乙女ゲームからBLゲームへと移行した世界に転生。
ゲームの世界に転生――というのはありきたりですが、この物語が他と一線を隔すのは、三人の転生者目線でゲームが進められていくところ。それぞれナビゲーターの補助もあり、三人がハッピーエンドに向かい、動き始めます。
あるべきハッピーエンドでなければ、この世界から強制排除されるという、ヒヤヒヤ感もさることながら、海璃と白兎のじれったい両片思いの行方もニヨニヨしてしまいます。
露骨な表現が出来ないカクヨムの中でも、特殊な仕掛けがあったり、想像力が駆られたり、BLが苦手な人でも抵抗はないはず!
それぞれの視点で語られるため、出てくるキャラクターに推しが誕生します!紡がれる物語も素敵で、文章力も素晴らしいので、ぜひ完読の価値アリです!
この世界を裏で操っていたのは誰か、最後の最後で分かりますよ!
事故にあって目が覚めたら乙女ゲームの中だった!!
という物語はよく目にするんですが、序盤からまさかの連続でした。
あらすじにも書いてある通り、まず転生者が三人。
開始されるのは乙女ゲームの中のBLの隠しルート。
それぞれゲームを開始ししていくのですが、これが難しい…!
好感度が出たり、強制恋愛イベントが発生したり、分岐が出たり。
シナリオやキャラを知っているからこそ先手が打てたり、そうかと思えば予想外の展開が起きたりで目が離せませんでした。
なにより、主人公白兎と海璃のじれじれすれ違いは醍醐味でした。
読者だけには正体がわかるのではらはらどきどきつっこみたくなってしまいます。
白兎たちがプレイする「白戀華~運命の恋~」というゲームも、隠しルートだけはないところまで作者様がしっかり作りこまれていることが伝わります。
ゲームの中のキャラクターたちも、キャラクターというより、ちゃんとそこに存在している説得感があるんですよね。複雑な設定ですが、とても読みやすく、頭に入ってきました。
ゲームのキャラを演じているからこそ、言えないこと、言えること。
いろんなイベントを経て、二人が近づいていく様はきゅんきゅんです!それを見守るキラさんは読者と同じように応援したり、ちょっと面白い方法で二人の仲をお手伝い(!?)
したり。いいキャラでした。
最後までとても楽しませていただきました!!
シナリオがとても面白いので、BL好きな方はもちろん、それ以外の方にもおすすめです!!甘々好きな私は大満足です。
今までBL作品というものにあまり触れる機会が無く、なんやかんやで読んでこなかった私が思い立って拝読させていただいた作品ですが、めっちゃ面白いです! 初めて読んだBL作品がこれで良かったと思いました!!皆様には是非物語をありのままに楽しんでほしいのでストーリーについてはここでは触れず、それ以外の魅力を述べさせていただきます!
読んでいて一番に感じたのですが、「心の動き」の描写が巧い!キャラクターが何を考えているのか、どういう性格をしていて何を目的に動いているのかなど、色々な情報が一回読んだだけでスラスラ頭の中に入ってきます!これは一重に柚月なぎ様が適宜伝えたいことや必要な展開をしっかりと理解して執筆されているからでしょう。また、細かな描写の節々からも強いこだわりを感じ取れます!私も見習わなければと思いました笑
そしてなんといっても好感度の可視化! 一見すると普通の設定なんですが、この作品に登場するものは一味違います。
「好感度って実際に見えたらどんな感じなんだろう」
皆さん一度は思ったことがあるでしょう。大体の作品では好感度は主人公が攻略対象を攻略するためのサポートシステムのような役割です。この作品における好感度システムもベースのところは同じなんですが、そんなに都合がいいものではないんです。
ゲームとはいえ、キャラクターは生きています。好感度が見えるからと言ってそれは変わりません。心が読めるようになると見たくないものまで全て見えてしまうとよく言われますが、好感度でも同じことが言えるのです。
これ以上言ったら口が滑りそうなので終わります笑 ぜひ読んでみて下さい!
ある日、交通事故がきっかけで中華風乙女ゲームの世界に転生してしまった白兎。
しかも、通常のルートではなく、隠しルート――BL乙女ゲームのヒロインに転生してしまった!
白兎は、第一皇子青藍を害そうと送り込まれた暗殺者で、通常ルートでは序盤で死ぬはずのモブ。
複雑な設定のキャラであるゆえに、当然隠しルートも死亡フラグだらけです。
さらに、転生前に白兎が思いを寄せていた人や、友人たちもこの世界に転生しており、ゲームの物語も恋模様も、どんどん複雑に絡み合っていきます。
白兎たちのことを導いてくれるナビゲーターや、ゲーム内の白兎の過去、そして誰が誰に転生しどういう思惑で動いていくのか――、一度読み始めると、もう目が離せません!
白兎は無事この世界で生き残れるのか、彼らの恋はどのような形で実っていくのか、物語はまだまだこれから。
レビュワー激推しのおすすめ作品です!
皆様もぜひ、彼らの紡ぐ物語を一緒に見守ってみませんか?
冒頭は転生前なので現代日本ですが、その後はずっと中華風なゲームの世界で物語が展開します。
主人公(男)が転生する中華風ゲームは乙女ゲー。ですが、ご安心してください。なんやかんやあって、この乙女ゲーはBLゲームに変身します(笑)
なので、中華BLファンに激しくおススメ!
乙女ゲームの世界に転生するならほしいゲームのシナリオもしっかりと作りこまれていて、ゲームらしく天の声ならぬ音声ナビがゲーム内での過ごし方を楽しくアドバイスしてくれて、読んでる自分もゲーム世界にいる感覚を味わえます♪
しかも、主人公を取り巻くキャラたちにも驚きの事実が……まさかの事実にビックリすること間違いなしです。
乙女ゲームだからゲームのシナリオにある程度束縛されるんですけど、そのせいで強制的に甘いシーンにならざるおえなくなったりして……もうドッキドキです(〃ノωノ)vV
冒頭の現実世界での色々が重要なファクターになっていると気づく構成になっている気がするので、個人的には冒頭の現実世界のできごとは読み飛ばさずにしっかりと頭にいれておくことをお勧めしたいです☆(`・ω・´)ゞ
私は、この作者様のファンです。
兎に角、洗練された文章と引き込まれる世界観で、全作品を読んでいます。
そのカテゴリーは、中華、そして『BL』。
甘露な東洋の雰囲気の中、桃のように甘いボーイズラブな世界。
そんな作者様が―――。
なんと『乙女ゲーム』に転生したお話を書いたら!?
誰も見たことのない、 ””新しい”” 『乙女ゲー』の展開がここに爆誕です!
私は数話しかまだ拝読しておりませんが、序盤でレビュー書いちゃったのは実はそれが理由なのです。
どんなお話になるのかな~?
この作者様だから、あーなって、こーなって、と想像していたのは『ある意味』当たっていたのですが、まさかこうなるなんてええええ!
序盤から震えて読むがよろし(⋈◍>◡<◍)。✧♡
男子高校生だけど乙女ゲームが好きな白兎(はくと)はある日、中華風乙女ゲーム内のキャラに転生してしまった!
とはいえ転生先のキャラはヒロインでもなく、攻略対象のイケメンでもなく、モブキャラ。
しかも序盤で死ぬ予定の暗殺者。
だが、ひょんなことから「隠しルート」がひらき、よく知るはずの乙女ゲームはBLゲームに!
白兎(はくと)がクリアしたのは正規ルート。
キャラは同じでも隠しルートは初見プレイである白兎(はくと)は無事、ゲーム内で生き延びられるのか!?
そしてBLゲームとなった世界で白兎(はくと)は誰と結ばれるのか?
実は読者視点から見ると両片思いが発生している本作、
どうやって二人がくっつくのか、見守っていきたいと思います!
あ、ちなみに両片思いの二人は男同士です。
でもストーリーがすごく面白いので、BL自体に興味がなくても引き込まれること間違いありません!