拗らせ男子が幼馴染に告白するため、BLゲームを作っちゃったって!?
- ★★★ Excellent!!!
長年の片思いにより、海璃は自らBLゲームを作り、それを幼馴染の白兎に渡す。しかし、共にゲームを作り上げた関係者と共に事故に遭い、気づけば「白戀華~運命の恋~」という、乙女ゲームからBLゲームへと移行した世界に転生。
ゲームの世界に転生――というのはありきたりですが、この物語が他と一線を隔すのは、三人の転生者目線でゲームが進められていくところ。それぞれナビゲーターの補助もあり、三人がハッピーエンドに向かい、動き始めます。
あるべきハッピーエンドでなければ、この世界から強制排除されるという、ヒヤヒヤ感もさることながら、海璃と白兎のじれったい両片思いの行方もニヨニヨしてしまいます。
露骨な表現が出来ないカクヨムの中でも、特殊な仕掛けがあったり、想像力が駆られたり、BLが苦手な人でも抵抗はないはず!
それぞれの視点で語られるため、出てくるキャラクターに推しが誕生します!紡がれる物語も素敵で、文章力も素晴らしいので、ぜひ完読の価値アリです!
この世界を裏で操っていたのは誰か、最後の最後で分かりますよ!