概要
ドラゴンをも使役し、皆に畏怖される彼の者は、『凍れる炎帝』アデルバート。
レティシアは、ある出来事をきっかけに『凍れる炎帝』に拾われる。訳あって元いた村に戻れないレティは、アデルバートと共に魔の森で暮らすことに。
だが――
聞いていた噂と違って、アデルは全然怖くなくてむしろレティを甘やかして溺愛してくるし、ドラゴンは可愛い妖精さんだし、魔の森は精霊の恵みに満ちた豊かな森だった!
レティは、村にいた頃からの夢だったレストランを、森の妖精相手に開業する。
けれど、植物の恵みだけが豊かなこの森では、手に入らない食材も多数。さらに今後のためには、自給自足だけではなく、まとまった資金が必要だ。
足りない食材を求めて、また、森から出られないアデルに
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!美味しい料理で笑顔溢れる
山で怪我をしていたレティシアを助けてくれたのは、「凍れる炎帝」の異名を持った冷酷無慈悲な魔法使いのアデルバートだった。アデルバートとドラゴンの妖精・ドラコと共に森で暮らすことになったレティシアは、夢だったレストランを開くことを決める。
とっても温かく、優しい気持ちになる物語です。ドラコの可愛さはもちろんのこと、真のヒロインはアデルバートなのでは!?と思ってしまうほど、表情豊かな彼がすごく魅力的でした。レティシアと彼らのやりとりに心が浄化されること間違いなしです。
そんなほわほわした空気感の中に、更に彩りを与えてくれるのが作中に登場するたくさんの料理。ラタトゥイユ、ガレット、パンケーキ、ト…続きを読む - ★★★ Excellent!!!美味しい愛情を召し上がれ
ヒロインのレティーがとにかく魅力的でした。
前向きで明るく、苦労を苦労だと思わない女性です。
気持ちの良くサッパリとした所も魅力的。
引きこもりがちだったアデルも、これは惚れてしまう訳ですよ。
物語としては、早々にセカンドライフに入って行ったと思います。
順風満帆に見えたが……でした。
普通なら落ち込んでどよーんとしてしまうのでしょうが、レティーの明るさは読み手にも希望を与えるんですよね。
手に入るものが限られている世界です。
そういった意味でも、自分達が普段口にしている食べ物に感謝しました。
だって例えば調味料など、お店に行けば売っているのですもの。
あっそっか、ないからこう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この物語は100%の優しさで出来ています。その優しさに癒されてください
とっても優しくて、とっても癒されるお話です。
どのエピソードを読んでも、優しさであふれています。
また、ヒロインたちを取り巻く環境もとにかく優しい。たくさんの無邪気な妖精さんたち。それから動物たちに、森の恵み。
そこには悪意など欠片も無く、とにかく優しい世界が広がっています。
ヒロインのレティと、アデル君のちょっともどかしいイチャラブ生活には、かなりキュンキュンさせられること間違いなしです。
この、アデル君が、とにかく優しいし、かっこいい。さらに気遣いも出来るという、理想の旦那様だったりします。
アデル君に萌えるものいいかもしれません!!
そして、忘れてはならないのは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この作品、甘くて美味しくて楽しい味がする!
魔の森で瀕死だった少女を助けたのは、その森に住むという恐ろしい魔法使いだった。
そんな二人の出会い、過去、そして、未来への話が詰まった作品です。
本編は終始温かい雰囲気で、本当に出来立ての美味しいご飯を食べてるような気分になります。
ただ美味しいだけではなく、彼らの苦い過去があるからこそ、より一層この美味しさが際立つのでしょう。
勿論、途中でお砂糖たっぷりのデザートのような展開もたくさんです。その時は、相棒のドラゴンさんと共に見守りましょう。
それにこのドラゴンと少女のやり取りのリズム良さ、さくさくとスナックを食べるような楽しさがあります。
ドラコ、かわいい(推し)
では、この作品を読…続きを読む