俺TUEEEだと主人公にとやたら肩入れする鍛治師、薬屋、魔法使い、女騎士等が助けてくれるじゃないですか。
でも理由はふわっとした「お前はいい目をしている」等でしょ?
でもこの小説は、1話程度でそれぞれのバックグラウンドを語ってくれる。実は彼らはどうしても前に進めない事情があり、これがまた波瀾万丈、思わず感情移入して「もうお前が主人公でいいよ(泣き)」と思わせるいい話ばっか。
主人公は詰んでいる人生をケアするつもりではないのですが、あっさりそれを解決してあげます。
世界は主人公のためにあるのではない!!なんでもない市井の人にも人生があり、その中では自分自身が主人公なんだ!
この複合的で鳥瞰的な視点が、無闇矢鱈に世界にリアリティを与えて感動的な叙事詩として立ち上がります。
やってることはオレツエーなんですけど、主人公はあくまで知識を開示しているだけでその結果、人生に詰んでいた鍛冶師、薬師、魔法使い、女騎士の人生を鮮やかに解決してゆきます。行く先々で本人はちょっとした事と思ってる事で人を幸せにしていく。
勿論バトルもドッカンドッカンありますよ!
皆読もう!