美味しい料理で笑顔溢れる

山で怪我をしていたレティシアを助けてくれたのは、「凍れる炎帝」の異名を持った冷酷無慈悲な魔法使いのアデルバートだった。アデルバートとドラゴンの妖精・ドラコと共に森で暮らすことになったレティシアは、夢だったレストランを開くことを決める。

とっても温かく、優しい気持ちになる物語です。ドラコの可愛さはもちろんのこと、真のヒロインはアデルバートなのでは!?と思ってしまうほど、表情豊かな彼がすごく魅力的でした。レティシアと彼らのやりとりに心が浄化されること間違いなしです。

そんなほわほわした空気感の中に、更に彩りを与えてくれるのが作中に登場するたくさんの料理。ラタトゥイユ、ガレット、パンケーキ、トルティージャ、だし巻き卵に天ぷらまで!美味しい料理でお客さんたちを笑顔に、そして読者も笑顔にしてくれます。

癒しのファンタジーをぜひ読んでみてください!

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