お抹茶王子にキョーミないですっ！

王道ながらも胸キュンせずにはいられない、主人公とお抹茶王子との関係性。
茶道部を通じて描かれる部活と青春。
自分の生き方を考え始める年頃である中学生たちの人間ドラマ。

そのどれもがすごく高いレベルでまとまっている作品。

登場人物みんなにしっかり魅力があるし、勢いのある展開のおかげで飽きずに最後まで一気に読んでしまう。

児童文庫らしさも全開で、実際に出版されている作品を読んでいるかのようだった。

　中学一年生の西尾スズは、親友の根岸真代の誘いで茶道部に入部することになる。部長の龍崎千菊は『お抹茶王子』といわれるイケメン男子。スズは千菊になにやら気に入られて…？

　スピーディーな展開でサクサク読み進められる中学生たちの恋模様。親友との軽快なやりとりも楽しく、少女漫画お約束の恋のライバルも登場して、とても面白かったです。
　どきどきの青春小説をぜひみなさんも読んでみてください！

すごいですよ、もう。
もうね、止まらなかった。
一気に読んじゃいましたから！

こちらの作者様、甘々描写がほんっとーに！ほんっとーにお上手でっ！
『王子』書かせたらもう半端なくて！！！！
『王子』って言ってもあの、ガチのやつじゃなくてね。王位とか関係ないやつ。ほら、あるでしょう？学園の王子様とか、そういうやつ！そういうやつですよ！！

そんでまた今回のテーマが茶道部でね？！
ワビサビですよ！ワビサビ！結構なお点前のやつですよ！！！

結構な！！！！！！
お点前でしたから！！！！！！

ちょっともういま語彙全部死んでるんですけど、この茶道部の王子様である龍崎千菊君がね！もうほんと抹茶王国の王子…続きを読む