光や太陽というものの対比となるものは影とか闇が一般的であろうと思うのですが、虹というのものまた、太陽の反対に出るという性質を思えば、太陽の対比として描いてもいいものだと思います。すなわち、「輝かしい夢や目標を太陽のように思った時、輝かしい夢や目標ばかりに目を向けていたら、虹のような太陽とは違う魅力的なものは見つける事ができないんだよ」的な論法もアリだと思うんですね。そんな対比構造を使った暗喩のようでもあります、この作品中の【虹】そんな目線でこの作品を読んでも面白いかも知れません。
タグにはホラーとありますが、怖いとかエグいとかは無いので安心して飛んで下さいね。何か書くとバレに繋がるので、短いお話ですしこのままゴー、ゴゴー!こういうの私には絶対書けないんだろうなと、素直に面白いと思える作品。この容量の中に『面白さ』に繋がるキーが幾つも入れ込まれている。作者様の光るヒラメキと引き出しの多さを想像させます。
童話のようなキレイな話も好きですけど…「うわあああ…」って曇り散らかし作風が私は好みです非常に面白かった満足!
お題企画でした。お題は『虹の向こう側』。どんな作品が出来上がるか楽しみにしていたら、題名からビックリでした。私が持つ『虹』のイメージからは出せない題名。題名から暗くてグロさを期待しましたが、本文はどこか綺麗なイメージが付きまとっていて、いい意味で裏切られました。
サバイバルをしながら主人公と愛犬が虹の出る場所に着くと知的生命体のエイリアンに遭遇しましたが彼らの研究目的が衝撃的でした!すごく不気味さを感じますね!
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