不思議で優しい、夢うつつの物語

『小森の花嫁』、『マジックアワー』に続き、津多さんがまたやってくれました。

男の独白で物語は進んでゆきます。
小説を読んで貰えないと悩む夫とそれを支える妻。

彼の創作を理解出来ない、現代の若者。
辛辣な評価。

しかし、ラストで全てが分かります。
4000文字と文字数も手頃ですので、まずは読んでいただきたい。

繊細で、優しさに溢れた津多さんならではの作品です。
素晴らしい!