概要
完璧な家族になろう。奇妙な家族写真があなたに囁くとき、あの廃墟で——。
幼い頃、とある廃墟に忍び込み、私は家族写真を拾うが、
背後から「完璧な家族になろう……」と囁く怖いものに出くわし————。
それから24年後————
私は認知症の母親の介護をする為に、休職して福岡にある実家に戻った。
しかし、考えていた以上に過酷な介護に私は日に日に疲弊していくことになる。
毎夜徘徊する母、勝手に外へ出てしまう息子。
思い通りに行かない日々を過ごしていた。
徘徊する母と息子は決まって、あの廃墟の前で見つかる。
そこは、私にトラウマを植え付けた廃墟だった。
廃墟で拾ってきた何の変哲もない家族写真、関わってはいけない廃墟————。
それらに関わってしまってから、私の周囲で異変が起こり始める。
※
背後から「完璧な家族になろう……」と囁く怖いものに出くわし————。
それから24年後————
私は認知症の母親の介護をする為に、休職して福岡にある実家に戻った。
しかし、考えていた以上に過酷な介護に私は日に日に疲弊していくことになる。
毎夜徘徊する母、勝手に外へ出てしまう息子。
思い通りに行かない日々を過ごしていた。
徘徊する母と息子は決まって、あの廃墟の前で見つかる。
そこは、私にトラウマを植え付けた廃墟だった。
廃墟で拾ってきた何の変哲もない家族写真、関わってはいけない廃墟————。
それらに関わってしまってから、私の周囲で異変が起こり始める。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ある家と家族写真にまつわる話
とりあえず第二章まで読了。三章以降は完結したら読もうかな。
文章に関しては読みやすさを意識してくれているようで、かなり読みやすかった。ガッツリとしたホラーは純文に傾倒しやすくて文章が硬くなりがちだが、この作品はある程度短めの文章で区切ってあり、尚且つ空気感も損なっていないので、ありがたい。(まあ、その分ホラーをガッツリ楽しみたい人には少々物足りないのかもしれないが)
内容については、ホラーというジャンルは完結した一本の小説として見ないと、評価は難しいと思うのだが、こちらは章ごとというかエピソードごとにしっかりと落ちをつけるように書かれているため、期待を込めて途中評価でも書いておく。…続きを読む