概要
アットホームな職場です
これはモキュメンタリーです
これは芦原瑞穂の物語です
これは宮下優吾の物語です
これは藤村勇那の物語です
あらすじ(コンテスト応募用、ネタバレ含む最後までのあらすじですのでご注意ください)
主人公は新卒で入社した会社、スノウ製菓の倉庫で、奇妙な資料とUSBを発見する。彼女は、その資料を文字起こしして小説投稿サイトにアップロードすることにした。
それは、普通の会社、普通の日常が、急激に狂気に陥るさまを記録したものだった。
奇妙な貼り紙、研修中に自分の眼球に鉛筆を突き刺す社員の映像、存在しない妻子について語る社員の音声、失踪した社員の奇妙な行動など、狂った社員が引き起こす異常な出来事を書き起こしていくうち、フィクションだと思われていたその資料の中に、現実に起きた殺人放火事件との一
これは芦原瑞穂の物語です
これは宮下優吾の物語です
これは藤村勇那の物語です
あらすじ(コンテスト応募用、ネタバレ含む最後までのあらすじですのでご注意ください)
主人公は新卒で入社した会社、スノウ製菓の倉庫で、奇妙な資料とUSBを発見する。彼女は、その資料を文字起こしして小説投稿サイトにアップロードすることにした。
それは、普通の会社、普通の日常が、急激に狂気に陥るさまを記録したものだった。
奇妙な貼り紙、研修中に自分の眼球に鉛筆を突き刺す社員の映像、存在しない妻子について語る社員の音声、失踪した社員の奇妙な行動など、狂った社員が引き起こす異常な出来事を書き起こしていくうち、フィクションだと思われていたその資料の中に、現実に起きた殺人放火事件との一
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ホラー小説の面白さを再認識させてくれる、まぎれもない逸品!
「ホラーってやっぱり面白いなあ」と、しみじみと感じさせられる小説です。
じわじわと迫ってくる何か、明らかに言動とかがおかしい人々、狂気に満ちた張り紙や記録。
モキュメンタリーという形式で、そうした「やばい何か」が次々と提示されていきます。
そうしたものを見ていく中で、「この怪異の正体は何か?」と疑問と好奇心を強く刺激され、気が付けば主人公と一緒に資料に見入り、裏にある真実についてあれこれと想像を巡らせることになっていきます。
これこそまさに、「怖いもの見たさ」そのものと言えるでしょう。この作品はとにかく、そんな感情を刺激することに秀でています。
ホラー小説の面白さを「これで…続きを読む - ★★★ Excellent!!!モキュメンタリーホラー、これが完成形かもしれません
最近のホラーの流行りでもあるモキュメンタリー。モック(偽物)のドキュメンタリーの造語だそうです。
勿論、カクヨムでもその流行は顕著。ホラー成分を求めて徘徊すると、結構な確率でモキュメンタリーに遭遇します。
ですがこちらの作品、同じモキュメンタリーでも、最低頭ひとつは抜けています。
舞台が企業という時点で既に独創的ですが、提示されるエピソードがとにかく豊富。主人公を追う形は勿論、社員の聞き取りデータから過去の歴史等、次を追う楽しさが尽きません。
肝心な怖さの種類は多種多様。ひたひたと迫る恐怖、背筋が冷たくなる類から、怖さと悲しさがない交ぜになった描写、時には目を背けたくなる展開さえあります…続きを読む