数あるモキュメンタリーホラーの中でも珠玉の一作だと思います。ある日主人公が会社の資料室で見つけたダンボール。その中に入っていた不可解な品々を通じて段々と謎が解けていく。スピード感があり面白さがぎゅっと濃縮されたような、どんどん読み進めてしまうようなそんな魅力があります。読んでいるうちに読者もかぞくになれたのかもしれませんね。だいじょうぶです。かぞくになれました。
初めて読んだモキュメンタリーホラーでしたが、最初から面白くて、読む手が止まらなかったです。怖いのにサクサク読める。もうすぐだいじょうぶになりそうです。ありがとうございます。
この会社は実在しません。本当にそうであって欲しいと願わずにはいられないほど怖くて、少し悲しいお話でした。
なにやら怪しげな題名にそそられて読み始めたところ、軽やかな文体と鮮やかなビジュアル描写で、最後まで一気に読み進めました。モキュメンタリーに珍しい小説形式の作品です。こんな会社に入って何も考えずに生きられたら、もしかするとそっちのほうが幸せなのかも……などと思ってしまうのは、現実のほうがホラーだからかもしれません。会社って入ってみるまでわからないから怖いですね。怪物のおどろおどろしさが好きです。夢に出てきそうです。大丈夫です。
読了。とても怖かった。ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまいました。終わり方ですら、恐怖を誘う意味深な形でまだ背筋がザワザワしています。
こういう系にしては珍しく、映画でも観たいほど面白い作品でした
もちろん怖いけどクスッとするとこも有りホロっとするとこも有り最高だった!だけどここでは働きたくない😭
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(264文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(876文字)
モキュメンタリーの性質上、取り込まれぶつ切りエンドや投げっぱなしの断片のみが多い。これは断片でも楽しめるモキュメンタリーのいいところでもあり悪いところでもある。しかし本作は違う。きちんと完結しているのだ。小説投稿サイトにおいて作品を完結できる作者はまれで、それだけで格が違うと私は思う。最終幕、取り込まれた時の心理描写や鬼気迫る展開は場面が目に浮かぶ様であり、上質な邦画ホラーを見ているかのよう。邦ホラー好きに読んでほしい名作。次回作も楽しみにしています!
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