不幸の連鎖は呼び声とともに続く

妻を亡くし、息子と認知症の母を連れて実家に戻った鷹村は、ままならぬ母の世話と育児に疲れ果てていた。

子供の頃に度胸試しで入った廃屋での恐怖体験を引き摺る鷹村は、母の徘徊に頭を悩ませる。母は息子を連れ、決まって廃屋へ行くのだった。

廃屋で起きた過去の忌まわしい事件、遊び半分で訪れる者が遭遇する不幸が不気味に描かれ、驚愕の真実が徐々に明らかになる。

続きが気になるストーリー運び、恐怖をかき立てる演出、描写がとても秀逸です。
書籍の読み応えがある本格的なホラー作品です。

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