概要
聖女と言っても力が弱く、珍しい白い髪をしている彼女はその髪を気味悪がられて同僚の聖女達から虐げられられていました。
そんなある日教会にやってきたのは、数百年に一度現れるという大聖女ミシェル。
世界の穢れを祓う救世主として他の聖女達からも民衆からも敬われるミシェル。
だけど彼女は、人に言えない大きな秘密を抱えていたのです。
そしてマルティアは、ひょんな事からその大聖女ミシェルのお世話係になったのだからさあ大変。
「私が大聖女様のお世話係なんて、恐れ多いですよ~」
「ふふ、困っちゃって可愛い。私はマルティアちゃんに、お世話されたいんだけどなあ♡」
綺麗で何故か自分のことを溺愛してくるミシェルに迫られて、タジタジのマルティア。
はたして彼女は、しっかりお世話係をやっていけるのか?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!イケメン大聖女様はお好きですか?
ひょんなことから大聖女さまのお世話係をすることになってしまったマルティアと大聖女様の恋を描いたラブストーリーです。
そう、この大聖女様ただの大聖女ではありませんよ。
彼女には「はいいぃ?」な秘密があって……
シチュエーションがね、女子なら一回は経験してみたいようなシンデレラストーリーなんです。全女子がわたしもお世話係いたします~~と願い出たくなること間違いなしのイケメ……
いや、なんでもありません。秘密だから。うん、秘密。
いいな、マルティアちゃん。わたしもお世話係したいよ、と悶えました。
女子必見の萌えシチュエーションを楽しんでください( *´艸`) - ★★★ Excellent!!!訳あり大聖女様のお世話を仰せつかるのは不遇の下級聖女ちゃん。
タイトルにズバリあるのですが、大聖女様♂なわけでして。
そのお世話係に任命された下級聖女のマルティナちゃんは、白髪の容姿のせいで酷い仕打ちを受けている幸薄な子です。でも彼女は根性があり明るくひたむき、とっても可愛い主人公です。口調もですます調で書かれているので、ほんわかした雰囲気も魅力。
しかしなかなかにハードな過去を持っていたり、訳あり大聖女様の事情もそっちはそっちで複雑。そして聖女にもランクがあり、聖女仲間同士でもいろいろあったりするわけです。
さらに重要な点。キャラが良い。特に聖女仲間のダイアン。この子は推さねばなりませんよ。名前の由来に気づいたとき、笑ってしまいました。
鈍感女子…続きを読む - ★★★ Excellent!!!構成がすごくよく考えられている、納得の良作です。
最後まで読ませていただいて、こういうストーリーが思いついたら楽しいだろうな、と思わずうなってしまいました。
構成もすばらく、また複雑な展開でも分かりやすく最後まで書き上げる作者様の力量にはいつも感心させられます。
タイトルが目を引く本作ですが、実に誠実に描かれていて、「なるほどこういう事情だったのか」と、読めば読むほど理解が深まっていくのも特徴と言えそうです。
なぜ男性主人公がわざわざ女装をしなければならないのか――。
なぜ女性主人公が能力が低いと虐げられなければならないのか――。
すべての理由が明らかになった時、胸がスッとするような読後感が味わえるかと思います。
週末のお供にいか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!規格外の聖女たち。欲望を持つのはいけないことですか?
数百年に一度あらわれるという奇跡の大聖女ミシェル。彼女の左手には、大聖女の証である七色の華紋が確かにありました。
教会まえの広場から、そんな大聖女さまの挨拶をうっとりと見つめていたのはこの物語の主人公。雪のように真っ白な髪を持つ、下級聖女のマルティアです。
この世界において白髪は縁起が悪いとされているため、他者からだけではなく両親からも虐げられきたマルティアですが、ひょんなことから大聖女ミシェルのお世話係に任命されてしまいます。まあ、ミシェルの秘密を知ってしまったから、なんですけどね。
作中では絶対的な秘密とされていますが、読者には最初からタイトルでネタバレされていますね。はい。大…続きを読む - ★★★ Excellent!!!秘密は絶対厳守で!規格外の聖女たちによる、逆転×逆転ラブストーリー
本作には、規格外の聖女が登場します。
まず、みんなの憧れる大聖女ミシェル様が男です。
ええ。男なのです。聖女が。
ひょんなことからその重大な秘密を知ってしまった主人公マルティアが、彼のお世話係になるところから物語は動き始めます。
聖女の園でありながら大奥や後宮もかくやという愛憎渦巻く世界。
階位の低い2級聖女のマルティアは、蔑みの対象である白い髪とも相まって、他の聖女たちからいじめられていました。
そして特別な地位を得た彼女は、更なるやっかみを受けることになり——
なぜ男性であるミシェルが聖女になれたのか。
その秘密が明らかになる時、全ての前提を覆すようなマルティアの秘密もまた明らかに?…続きを読む