第36話美怜さんに怒られたのですが?

「で、なんで遅れたのかな?」

美怜さんがベッドに座り、僕は床で正座をしている。

「理由は知っているけど君の口から聞きたいな」

なんか見たことあるような男の人が近くに座っていたと思った。多分SPの人だと思う。

「僕の歓迎会を開いてくれるということで…連絡するのを忘れてしまいました…」

「で、君は年上のお姉さんとイチャイチャしていたのかな?」

「ち、違うよ。それはたまたま話していただけで…」

「じゃあ彼女いませんって嘘ついたのはなんで?」

筒抜けだったみたい。僕は包み隠さず

「美怜さんはもう婚約者みたいな関係だって言っていたから彼女とは違うような気がしてきて…」

「連絡くらいはちゃんとして欲しかったなー。」

「ごめんなさい…」

僕は美怜さんと顔を合わせられず下を向く。


「ごめん。私も言い過ぎちゃった。」

と抱きしめられる。

「一緒に帰るって言っていたのに連絡がなかったから心配だった。もし君に何かあったらって考えてSP達に手伝ってもらっちゃった」

「これからはちゃんと連絡します」

「うん。そうしてね。でもまだやらないといけないことがあるね」

とそのまま押し倒される。


「相変わらず押し倒されるちゃうほどかわいいね」

「な、何をするの?」

「そのスーツに染み込んだ臭い香水を取らないと」

と脱がされる。

「もうこのスーツは捨てておかないと」

「そこまでする必要ないんじゃあ…」

「キスしよ」

「え!?それは…」

「なんならこのまま前教えたこと始めてもいいんだよ?」

「今日なんか美怜さんいつもと違うよ。ちょっと落ち着こう」

「私はいつも通りだよ?」

とキスされる。

~~~~~~~~~~~~~~

翌日、私はまさに起こされる。

「おはよう美怜さん。休日だけどそろそろ起きないと生活リズム崩れるよ?」

「うん…そうだね」

今日は土曜日だから会社は行かなくていい。

今は10時過ぎ。こんなに遅く起きるのも久しぶり…

「あ!」

私昨日…強引にキスしちゃった。

結局それ以上のことはしてないけど…

「ご、ごめん!昨日まさの意思と関係なく無理矢理…」

「僕の方こそ美怜さんの気持ちに気づけてなくてごめんなさい」

「君が謝る必要なんてないよ!全部勝手に暴走しちゃった私が悪いから…」

と言っても僕の方が悪いと下がらない。

どうやらこれが前、瞳が言っていたわからせ?てしまったのかもしれない。


「今日は珍しく遅いな」

「昨日は遅くまで起きてしまって」

「まぁ休日くらいはゆっくり起きてもいいだろう」

「僕も久しぶりに長く寝た気がします」

と朝食をとりながら話していた。

SPを使っているからお父様にはバレているだろう。


「とりあえず今日はゆっくりしよっか」

「うん」

今日は1日休もう。


《美怜視点も少し入れてみました。やっぱり女性側の視点を書くのはちょっと難しいです(´×ω×`)もし違和感などがあれば報告して頂けると助かります》

追記 まだ肩は痛いですがテニスは少しできるくらいまでは治りました(*^^*)


読んでいただきありがとうございますm(_ _)m




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