第23話喫茶店は初めてなのですが?

「ん…」

もう朝かな…

美怜さんに抱きしめられてる。

美怜さんの匂い、いい匂い。

そういえば昨日…

「うん…どうした?」

「美怜さん。ごめん起こしちゃったよね」

「ううん気にしなくていいよ。それにもう起きる時間だしね。それとももうちょっとこうしてたい?」

「う、うん」

「素直だね。まぁそういうところも好きだよ」


「僕もその…」

「目を見て言って欲しいな。下向いてたら顔が見えないよ」

「す、好きです///」

「じゃあおはようのチューをして」

「え…」

「昨日はたくさんしたのに?」

「それは…」

美怜さんがニコニコしている。

美怜さんはちょっといじわる。

それから僕はおはようのチューをした。


僕はずっと顔を下に向きがちになっている。

「そんなに照れちゃう?」

「だってあれは長すぎるよ」

「それは…次から気をつける」

と話しながらいつも通り長い廊下を歩いていると


「何を気をつけるのかな?」

「拓也社長!?」

反対側から拓也社長とシーナさんが来た。

「おはようお父様。仕事は片付いたのですか?」

「うん。なので帰ってきたら」

「ますますラブラブになっていてこの先も楽しみ。ね?雅也君?」

「そ、そうですね…」


僕らは朝食を食べていないということで拓也社長行きつけの喫茶店に行くことにした。

「こういうお店の入るのは初めてかな?」

確かに初めてだ。


中に入るとレトロな感じがするいいお店。

メニューを開くとスパゲティやピザトーストなどたくさんの料理がある。

朝はモーニングでトーストやパンケーキがある。

「ご注文は何にしますか?」

優しそうなおじいさんが聞いてくる。

「僕はメロンソーダとモーニングはパンケーキで!」

「私はコーヒーで砂糖とミルクを」

美怜さんは朝いつもコーヒー飲んでいる。その姿も綺麗だと思いながらいつも見ている。

「私はカフェオレで」

「じゃあコーヒーのブラックを」

「かしこまりました」


「さてと改めて久しぶりだね美怜、まさ」

「お久しぶりです」

「僕がいない間大丈夫だった?」

「特に何も起きていませんよ」

それから僕の仕事とか美怜さんの会社のことなどを聞かれた。


「まぁまだまさも美怜も高校生だからね。そこまで仕事はしなくていいんだよ。」

「でも僕力になりたくて…」

「だったら少しずつ一緒に頑張ろう?」

拓也社長も美怜さんも優しい。

シーナさんも

「ここまでできる高校生はなかなかいないわよ」

と言ってくれた。

この家族はいい人ばかりだ。

この家族といれて嬉しいと思った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

「飲み物お持ちしました」

「ありがとうございます」

私は飲み物を受け取り、家族に渡す。

「ありがとう!美怜さん」

この笑顔で私は何でもできる気がする。


「ところでまさ」

「何ですか?」

「どこまで進んだの?」

私は飲んでいたコーヒーをむせてしまった。

「大丈夫ですか!?美怜さん!」

「だ、大丈夫だよ」

「美怜はポーカーフェイスだと思ったからまさに聞いたのに美怜が反応するとは」

「雅也君には遠回し的な言い方は分かんないと思うわ」

確かにまさは遠回し的な言い方は多分分からない。

けどまさかお父様から聞いてくるとは思わなかった。

「美怜の様子を見てたらだいたい分かった」

「もうまさと私はラブラブだから」

もう隠さなくていいよね。どうせさっき言わなくて多分分かっていたと思うし。

「美怜さん!?」


「私が思っていたより仲が良くて嬉しいよ」

「子供はいつくらいに見れるかしら?」

「シーナさん!?」

終始まさが驚いていたのが愛おしかった。


《久しぶりの投稿になりました。そろそろテスト期間になるのでできる所まで投稿しますがスピードは落ちると思います。ご理解頂けると嬉しいです》

読んでいただきありがとうございます( _ _)









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