第44話帰り道もドキドキですが?

「…」

「…」

お互いもう何回かしているのにした後素直に顔を見れない。

「もうそろそろ終わるね」

「結局、頂上の景色見れなかったな〜」

「それは美怜さんが…」

「じゃあ断れば良かったのに?」

「それは…嫌だ」

「じゃあお互い様だね。今度また頂上の景色を見に行こう?」

「うん。今度はちゃんと見るよ」


降りると遥斗と瞳さんが待っていた。

「あの表情は」

「上手くいったみたいだね」

「雅也〜!ありがとう〜!お前は親友だ〜!」

「ここで泣くなよ〜。良かったね上手くいって」

「うん」


「美怜。ありがとう誘ってくれて」

「どういたしまして」

「そういえば観覧車から戻ってくるのを見ている時少し上の方で何かイチャイチャしてたけど何してたの?」

「え!?」

「なんでお前が反応するんだよ」

「それは…何もないよ。ね?」

「う、うん特に景色を一緒に見てただけだよ?」

「本当に?」

「うん」

「ならいいけど」


「おー人が多いね」

「電車大丈夫かな?」

「結構混んでるみたい」

みんな帰り始めてるので駅のホームは混雑している。

「これは4人一気に帰れなさそうだな」

「じゃあ私達先来た電車に乗るよ」

「分かった」


しばらくすると電車が来た。案の定中には人がたくさんいた。

「今日は楽しかったよ。また今度4人で遊ぼうね」

「約束だからな?後たまにはゲームに付き合えよ?」

「たまにはね」

それから電車は出発したのはいいのだけど…


「うわぁ!」

「おっと大丈夫?」

「大丈夫だよありがとう美怜さ…ん?」

「ちょっと今のでこの状態じゃないと立っていられない」

美怜さんの息を感じるほど近い。

そして壁ドンされてます。

…え?これでドキドキしないはずがないけど?

周りから羨ましそうに見てくる高校生達や大人達がいる。

恥ずかしいのもあるけどドキドキもする。


「大丈夫?」

「大丈夫です」

「もしかしてドキドキしてるのかな?」

「こんな時にからかわないでよ」

「ごめんね。けどちょっと嬉しかったから」

かわいさもあるって犯罪ですか?


「明後日から沖縄だね」

「楽しみだな〜」

電車を降りて学校の帰り道と同じ帰路に立つ。

「そういえばあっちにお友達がいるって言っていたけど…」

「大丈夫。まさにも友達はできるよ。」

「沖縄ってどんなところなの?」

「飽きないところかな。毎日新しい発見ができる。後、大きいお祭りがあるんだ。絶対行こうね」

「うん!」

すごい楽しみ。浴衣姿の美怜さんを見れるってことだよね?


「何ニコニコしてるの?」

「ううん。何でもない」

「本当に?変な妄想してたんじゃなくて?」

「し、してません!」


《☆600超えましたありがとうございます!!とても励みになっています!

沖縄はあまり行ったことないので上手く書けるか不安ですが頑張りますので暖かく見守って頂けると助かります。》

読んで頂きありがとうございますm(_ _)m


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