第31話水族館デートですが?
「ほらまさ!ペンギンだよ!」
よちよち歩きのペンギンさんが飼育員さんと一緒に歩いている。
「かわいい~」
「美怜さんもかわいいよ」
「ふえ!?」
あ、思ってることが出ちゃった。
照れてるけどまぁいつもの仕返しってことにしよう。
土曜日ということもあって人は結構多い。
「離したらダメだよ?」
かっこいい美怜さんと手を繋いで歩く。
「おい、あそこに美女がいるぞ」
「うわほんとだ。いいなー隣の奴」
「俺も彼女が欲しい」
「あはは、ちょっと周りから見れてると思うと困っちゃうなー」
「美怜さん」
「うん?」
「好きですよ」
僕は大きい声で言える勇気がないから、耳元に言った。
「今日は何だか積極的だね…///私も好きだよ」
ちょうど魚達が僕達の横を通り過ぎた。
「あ、あのお魚ひとつだけ違う色しているよ」
「本当だ。きれいだね」
「あのお魚買おうかな?」
「え!?」
「嘘だよ」
と少し美怜さんが笑う。
たまにからかってくるから油断出来ない。
「うーんどうしよっか」
今は11時過ぎ。イルカショーが12時から始まるんだけど、先にご飯を食べようか迷っている。
「終わった後だと混むと思うから先の方がいいんじゃない?」
「うん。そうだね」
「僕はイルカカレーで」
「じゃあ私も同じものを」
「かしこまりました」
「楽しみ」
そしてカレーが置かれる。
イルカの形や海をイメージしたご飯。
「かわいいな〜食べるのがもったいないよ」
「確かにこれは可哀想になっちゃうね」
と言いつつも結構お腹が空いていたのでペロリと食べてしまった。
「あ、口についてるよ。とってあげる」
「ごめんいつもしてもらって」
周りがざわついているのを感じる。
「気にしなくていいよ。私がしたくてしてるから」
ドキドキしてるのバレてないよね?
食べ終わって僕達はイルカショーを見に行く。さっき気にしてなかったけど食べた物を鑑賞しに行くと思うと複雑な気持ちになる。
「皆さん〜こんにちはー!」
とイルカに乗って登場した飼育員さんが言う。
そこからイルカのジャンプでカッパを来ていたから良かったけど土砂降りだったし、イルカが手をあげているところなんかもあった。
「それではそこの黒の服の人ー、ちょっと前に出てきてもらっていいですか?」
「まさのことだよ」
「僕!?」
こういうので当たるってすごいよね。
「今からこの輪っかを投げてもらいます!」
ちょっと緊張するなー。
イルカを真近で見ると、結構かわいい。
僕は頑張ってイルカのキューちゃんに輪っかが入るように投げた。
「ありがとうございました!キューちゃんももう懐いていますよ!」
キューちゃんの頭を撫でていたら鳴き声を出して、今のでもう生き物の中だと断然イルカが好きになった。
「お帰り」
あれ?美怜さんなんか…
読んでいただきありがとうございます( _ _)
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