第41話別に見せつけてないですが?
「まず何する?」
「うーんどうしよう」
「ジェットコースターに乗ろう!」
「いいね」
遥斗と瞳さんがジェットコースターに乗りたいみたい。僕も乗ったことないから乗ってみたいけど
「私は…やめておこうかな」
「なんで?」
「その…怖いし」
「大丈夫だよ。僕も怖いから」
怖いけど好奇心の方が勝つんだよね。
それから何とか美怜さんを説得し一緒に乗った。迫力があって楽しかった。
「楽しかったー!」
「遥斗大丈夫?」
美怜さんより遥斗の方がダメだったみたい。
「遥斗、ほら水買ってきたよ」
「ありがとう瞳先輩」
しばらくベンチに座って話していた。
「よし!そろそろ次に行こう!」
「本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。」
ということで次は近くにあるゴーカートに乗る。
「すごい。コースが長い」
マップによると約5キロのコースがある。
「普通はこんなに長くないけどね」
「ここの遊園地は結構大きいから」
と瞳さんと美怜さんが言う。
「2人乗りがあるみたい」
「じゃあまさは私と乗ろうね」
「うん」
僕らは大丈夫だけど…遥斗が…
これは計画の時になかったから…
「瞳先輩、一緒に乗りませんか?」
「いいよ」
めちゃくちゃ緊張しつつも何とか言えたようだ。
ただ乗るだけじゃあつまらないので
「勝負しよ!」
「いいよ」
「先に着いた方が勝ちね」
ちなみに1人しか運転は出来ないので僕と遥斗がすることになっている。
「よーいドン!」
直線の時はただアクセルを踏むだけで良かったから上手くいったけど、曲がる時にゆっくりになってしまうから遥斗にもすぐ越されてしまった。それで焦った僕はコーナーでも全速力を出しているとぶつけてしまった。
「やっちゃった。」
「落ち込まなくていいよ。初めて何だからしょうがない。ちょっと教えてあげるよ」
「ありがとう」
美怜が僕が掴んでいる手を重ねて
「こうやって」
されるがままにするとめちゃくちゃ速く曲がれた。
「すごい!」
「まぁ外国の免許はあるからね」
「え?」
戸惑ってまたぶつけてしまった。
「ごめんなさい!」
「今のは完全に私が悪かったから」
そこからずっと美怜さんと一緒にハンドルを握っていた。
「お、お疲れ」
「遥斗達速いね」
「お前ら見せつけてくるじゃん」
小声で言ってくる。
「別に見せつけるつもりはないけど」
そこからお昼を食べようと遊園地内のレストランに入る。
料理はすぐ来るからいいけど
「これも食べる?」
「うん」
「じゃああーんしてあげようか?」
「恥ずかしいよ///」
「家ではするのに?」
「他の人に聞こえちゃうよ」
「私は別に構わないけど」
すると瞳さんが
「私もあーんしてあげようか?」
と遥斗に聞いている。
「な、何言ってるの!?」
結構大きな声で言ったのでお店の人が全員こっちを向く。
「すみません」
「今度から気をつけないと」
「それは瞳先輩が…」
「先輩のせいにしちゃうの?」
「いや、違います」
遥斗がこんなに押されてることはなかったので僕らが笑ってると
「お前には俺があーんするぞ!」
「やめて無理」
「無理ってなんだよ!?」
楽しくてちょっと長くいすぎた。
《昨日、一昨日と出せなくてすみません。全体的な今後の流れを作ってました。今日は帰ってもう1話投稿します!!》
追記:最近PVがあまり伸びてない
読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
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