第40話遥斗の告白計画を手伝いますが?

「ここで観覧車が上がってきた時に…」

今僕は机に座らされていて、黒板で遥斗が元気に喋っている。

なぜこんなことになったかと言うと……


昨日美怜さんが管轄する会社の視察が全て終わりその事で遥斗と話していると

「おい、明日暇?」

「なんで?」

「明日学校に来い。重要な計画を立てるぞ」

ちなみに学校は補習とかでそのまま開けっぱなしにされてるらしい。

「重要な計画って?」

「「瞳先輩に告白する!!」」

「マジか」

「そのために念入りに立てる必要がある」

「てっきりもう付き合ってるかと思った」

「まだそこまでいってないよ」


「だからお願いがあるんだけどさ、女性側の意見も聞きたいから美怜先輩にも来て欲しいんだけど…」

「そんな理由で来てくれるかな?」

「頼む!今度アイス奢る!!」

「聞いてみるだけだよ?」

「ありがとう!」


仕事が少し残ってるって言って今やってるから忙しいと思うけど

「美怜さん、入ってもいい?」

「どうしたの?」

「実は…遥斗が瞳さんに告白するみたいだから女性側の意見も聞きたいから明日学校に来て欲しいって…もちろん、忙しかったら無」

「行くよ。まさのお誘いを断るわけが無いよ。」

イケメン過ぎます美怜さん。


ということで今、

「ここで観覧車が上がって来た時に」

「じゃあ告白するタイミングは後の方がいいから観覧車は最後の方がいいかな?」

「分かった。じゃあ貸切にしよっか」

「「貸切!?」」

「その方が良くない?」

それはさすがに返って緊張すると理由をつけてやめた。

危ない危ない。


日程は僕らがおばあさんのお家に行く関係で明日になった。

「じゃあ明日お願いします!雅也もありがとな!」

「頑張ろうね!」

上手くいって欲しいと思う。


「おはよう!」

「瞳先輩急に誘ってすみません」

「全然気にしてないよ。それに美怜達も来てくれるから今日は楽しめそうだね」

「そうですね!」

緊張してる。いつもなら遥斗は全く気にしてないからちょっと新鮮。

「おはよう!」

「おはよう雅也」

「美怜。夏休み前から会ってないから10日ぶりかな?と言っても昨日も通話してたから久しぶりって感じがしないね」

え?

僕は小声で

「瞳さんに言っちゃったの?」

「そんなわけないよ。たまたま通話しただけだよ」

びっくりした。


「じゃあ行こっか」

「うん」

「僕ゴーカート乗りたい!」

「2人乗りあるかな?」

普通に遊園地小さい頃以来だから楽しみたい!遥斗に負けないくらいたくさん美怜さんと思い出作るぞ!


《大きい遊園地近くにないので行く機会がないですね…大人になる前にもう1回行っておきたいですね(*^^*)》

読んでいただきありがとうございますm(_ _)m








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