第47話夜中に夏江お婆さんと話しますが?
夜、持ってきたものをある程度出して
美味しい夜ご飯を食べて今…
「ごめんね私達はお客さんが入り終わるまで入れないからこれで我慢して欲しいな」
「全然大丈夫だよ、それに嬉しい」
「そう?良かった」
多分初めての美怜さんの膝枕。
めちゃくちゃ嬉しいんだけど何だか美怜さんの様子が荷物を出してる時もご飯を食べている時もどこか沈んだ様子だった。
「そういえばお風呂は今日は別々だけど明日からはここの露天風呂使おうね」
「今日は何で使わないの?」
「まだ準備ができてないみたいだからね」
「そうなんだ」
美怜さんに頭を撫でられる。
お風呂の準備ができると伝えられると
「じゃあゆっくりしてね」
「うん」
僕達はそれぞれお風呂に入る。
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「絶対今日様子おかしいと思われてる…」
私は1人お風呂に入りながら考える。
心配させてしまった、でもまさは優しいからいつも通り接してくれた。
私は紗奈に言われてからずっと過去のことを話すべきか迷っていた。
正直あまりいい話ではないからまさが知る必要がないと思った。
だから本当は露天風呂を今日から使えるのにわざわざここのお風呂に入った。
いつもなら夏江お婆さんが出たところにいるからもしかしたら夏江お婆さんが話してくれるかもと思ったから。
「それでも自分の口から言わないとね」
そう独り言を言うが1歩を踏み出せずにいた。
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「すごい疲れが取れた気がする」
今なら何でも出来るかもしれないと足つぼマットに足を乗せてみるけどやっぱり無理。
着替えてのれんをめくるとソファのところに夏江お婆さんが座っていた。
「こんばんは。雅也君」
「こんばんは。どうして夏江お婆さんがここに…?」
「いつもこの時間帯の星空を見るのが好きなのだよ」
とそこから見せるのは満天の星空だった。
「綺麗…」
「そう思うだろ?私は晴れの日の夜はこうしてここから星空を眺めてる」
しばらく沈黙の中星空を眺めていると
「美怜は雅也君にとってどんな人なんだい?」
「どんな人…最初はクールな人だと思っていました。だんだん美怜さんのことを知れてかっこいいところももちろんたくさんあります。けど優しいところもたまに可愛いところも知れて今では僕の大好きな人です!」
「そうかい。私が思った通りかもね。ところで美怜の過去は知っているのかい?」
「過去って…」
「その顔は知らないみたいだね。」
「すみません…」
「謝ることではないよ。美怜も話してないから知りようがないからね。」
…しばらく会話が途切れて沈黙になる。
「知りたいかい?」
「知りたいです!」
「そんなにいいものではないよ?」
「分かってます!それでも知りたいです!」
「分かった」
夏江お婆さんはそう言って話してくれた。
《やっとモチベが出てきたのですが今テスト期間中なのでできる範囲で積極的に投稿していきます!
後テスト終わったら新作書きます!
多くの人に見ていただけたら長編にすることも考えているのでよろしくお願いします(*^^*)》
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