第18話テスト勉強をさせてくれないのですが?

翌日、シーナさんは

「私、拓也の所行ってくる」

「昨日までいたんじゃないですか!?」

「まぁお母様はそういうところあるから」

「後、2人だけでイチャイチャしてたいでしょ?」

「え!?それは…」

僕は美怜さんの方を見たけど何も言ってくれない。

「それじゃあ彩香さん、美怜達をお願いします」

「はい。行ってらっしゃいませ」


ということで僕達が学校に行くよりも先に行ってしまった。

「私達も学校に行く準備にしよっか」

「うん」


「今日もかっこいいよ」

「ありがとう」

最近美怜さんが結構話してくれるようになった。

全然続かなくなった会話も今では絶えることなく続く。

シーナさんが言っていたように心を開いているのかもしれない。

「それじゃあまたお昼迎えに行くね」

「うん」


クラスでも遥斗が珍しく勉強していたり、先生達も明日はテストだから…と長々話していたりしていた。


「そういえば遥斗、美怜さんから聞いたけど瞳さんの練習試合見に行ったんだって?」

「そう!瞳先輩すごいんだぜ!華麗なドリブルで敵の間を抜けていく姿とかシュート決めるところとことか全部すごかった!」

「僕はお昼ご飯食べてる時の遥斗はちょっとよそよそしいっていう感じがするけど?」

「それは…緊張するから///」

ますます上手くいっている感じがして、いつかダブルデートしてみたいと思う。

後、告白するってなったら僕も美怜さんも全力で応援するって決めてる。


遥斗の言う通りお昼ご飯の時はちょっと緊張してる感じがあったけど瞳さんを褒めてる時はずっと喋ってて瞳さんが

「褒めすぎだよ〜」

と言っていた。


「明日テストだから終わったらどこか遊びに行こうな!」

「うん!」

遥斗とそう約束して家に帰る。


帰りは美怜さんとアイスを買って帰った。

「家にもたくさんあるけど一応ね」

「家にあるの?」

「まさの好きそうな物だいたい5個ずつはあるよ」

「これ買う意味なかったんじゃあ…」

「一緒に選んで買ってみたいから」

「確かに選んでる時の美怜さんかわいかったからな〜」

「え!?」

美怜さんが照れてるところもかわいい。


と言いつつも

「今日は髪を洗って欲しいな」

「え!?」

今度は美怜さんから攻撃をくらった。

「僕が洗うとボサボサになるかもしれないよ?」

「そんなことないから」

とお風呂では髪を洗うことになった。


「じゃあお願いね」

「うん」

銀色の髪が輝いているように見える。

僕は緊張しながらも頑張って洗った。

幸い美怜さんの髪は長くないので助かった。

「今度は背中もして欲しいな」

「え!?」

「ダメかな?」

「背中洗ったら…」

「前も洗ってみてもいいよ?」

「それは自分でしてください!」

「じゃあ背中はしてくれるんだね?」

「あ…」

美怜さんの策略にはまり、背中を洗うことになった。

すべすべしていたとだけ言っておこう。


「はい。交代」

「え!?」

僕は美怜さんに髪と背中を洗ってもらった。

「後ろからぎゅーしていい?」

「ダメです!」

本当に早く出たいと思った。

今日の美怜さんちょっと大胆過ぎませんか?


そこからは特に何も無く明日に備えて自分の部屋で勉強をしていた。

「まさ」

「美怜さんどうしたの?」

「いや、そのあまり根詰め過ぎても良くないと思うからさそろそろ休まない?」

「でもまだ9時だよ?もうちょっと頑張れるから大丈夫だよ」


「ダメ。もう終わり。」

とベッドに連れてかれる。

「美怜さん今日ちょっといつもと違うような気がするよ」

「まぁ君がそうさせてるのかもしれないね。可愛いし、かっこいいし、こうやって抱きしめたくなるような体をしてるから」

「まだ僕やらないといけないことが…」

何とか理由をつけて今の状況から抜けようとするけど

「もう頑張らなくてもいいよ。私がまさを将来不自由なく暮らせるようにするから」

と言われてしまう。

「けど、甘えてたら…」

「甘えていいよ。して欲しいこともする」

「して欲しいことって…」

一瞬思ってしまうがこらえる。


「キスとかでも」

「え!?」

「もう何回かしてるし///」

「でも…」

今はテストに…

「じゃあ、こうしよう。私は自分からしない。君がしたいならしていいよ。しなくてもいいならこのまま寝る」

「わ、分かった」


寝ようとするけど眠れない。

美怜さんは多分呼吸の仕方的に起きてる。

キスか…今まで美怜さんからだったけど自分からはしたことがない。

してもいいのかな?嫌われたりしないかな?

それでもしてみたいから


僕は美怜さんにキスをした。

「はぁ。やっとしてくれたね」

「ぼ、僕もっとしたい」

「うん。いいよ」

そこから長くしていたので結局テスト勉強はしてない



《少しエチエチ回でしたがどうだったでしょうか?たまには入れてみるのもいいかなって。これからも甘々になっていくので良かったら☆やTwitterフォローお願いしますm(_ _)m》

読んでいただきありがとうございます*_ _)










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