第26話美怜さんがモデルになるかもしれないのですが?

「ただいま〜」

「お帰りなさい」

リビングにいる拓也社長に言われる。やっぱりただいまを言って返ってくることは嬉しい。


「じゃあちょっと話したいことがあるから来てくれないかな?」

「分かった」

どうやら真剣なお話みたいだ。僕は大人しく彩香さんからもらったロールケーキを食べる。

この家の冷蔵庫何でもありそう。

業務用の大きい冷蔵庫だし。

「美怜、またモデルの話が来ているのだが」

「モデルか…最近は来ないからもうないと思っていたけど」

「知り合いの社長から頼まれたんだ。どうする?そろそろ始めてみるか?1回出た時すごい反響があったし、この前のテレビでも…」

「でも事務所とかに入ると人間関係の形成に労力を使うし、第一、まさと付き合ってるのも許可しないかもしれないし…」

「ほんとですか!?」

付き合うのがダメって…そしたら僕、

「それで別れたりしないから!大丈夫だよ」

「それだったら入る必要もない。けどシーナも1度はやってみた方がいいって」

「うーん」

美怜さんは真剣に考えてる。その横顔がかっこいいのは彼女補正なのかな?

「じゃあ付き合っても良くてかつ極力仕事するだけで済むという条件を出してみる?」

「ちょっと考えてみる」

「分かった。すぐに答えを出すを必要はない。やりたくなければそれでいい。」

「分かった」

僕と美怜さんはもう夜になりかけなのでお風呂に入ることにした。


「どうしようかな。まさはどう思う?」

「僕は…美怜さんがモデルしてるところ見てみたいかな」

「そう。ならやるしかないよね」

「でも、無理してまでする必要はないよ」

「無理なんかしてないよ。ただする理由が欲しかっただけだから。これで頑張れる。ありがとう」

とは言ってもなんやかんや一緒に入るのは3日ぶりなのでめちゃくちゃドキドキする!


「うん?どうした?」

「な、何でもないです!!」

のぼせる前に早く出よう。


「今度は柚子でも浮かべてみようかな」

「柚子の匂い僕好きです」

「ならたくさん浮かべよう」

そんなことを話してると、

「あら?仲良くお風呂に入ってたの?」

「お母様、お帰りなさい」

「ただいま。それより答えは雅也君?」

「一緒に入ってましたよ?」

「そう。ふふそうなんだー♪仲が良くて羨ましいわ。私も拓也と一緒に入ろうかしら♪」

と妙に上機嫌で戻っていった。

「なんだったんだろう?」

「お母様はイチャイチャしてるところを見るのが好きみたい」

「そう…なんだ」


「じゃあ、相手の社長に言っておくよ」

「ありがとう」

「美怜さんはどこに所属することになるんですか?」

「それは確かCarly っていうところかな」

Carly は僕でも聞いたことがある有名な事務所だ。

「す、すごい」

「まぁあそこからは何回かスカウトにあってるからそうだと思ったよ」

「スカウト!?」

実際あるんだ…

美怜さんが表紙を飾るところ見てみたい


《最近投稿頻度上げようと頑張ってますので良かったら☆など押してくれたら励みになります(。•ᴗ•∩)》

読んでいただきありがとうございます( _ _)










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る