第55話みんなで海に行こう!
「あ!薫〜!」
「紗奈!久しぶり!それに美怜も。それと…」
「この子は私の彼氏だよ」
「へぇーこの子が美怜が溺愛している雅也君だね」
と下から上までじっくり見られた。
「で、溺愛ってそんなつもりはないよ!」
「だって紗奈がNINEで…」
「紗奈?」
「言っちゃダメ〜!」
とみんなして笑う。
本当に仲がいいのだと思った。
「俺のことは薫お兄ちゃんと呼べ。いや呼んで欲しい」
「どんだけ弟欲しいのよ」
「だって弟と遊ぶのが夢だったんだよ!」
「まぁそういうことだから呼んであげて?」
「分かったよ。薫お兄ちゃん」
と言うと薫お兄ちゃんは倒れそうになった。
「こんなので嬉しいとかバカね」
その後流れで薫お兄ちゃんと紗奈さんともNINE交換した。
ともだちがふえた…!
今日は夏江お婆さんがせっかく来たのだから遊んできなさいということで
「海だ〜!」
「こら、紗奈そんなに走ったら…行っちゃった」
「追いかけなくていいの?彼氏?」
「お、追いかけるよ!じゃあ雅也後でまた遊ぼうな!」
と薫お兄ちゃんは行ってしまった。
「じゃあ私たちはパラソルを立てましょう」
「うん」
と自然と手を繋いだ。
もう何回も繋いできてるけどドキドキする。
すると、右手にも繋いでいる感触がある。
「やあ、まさ。偶然だね」
と咲さんがいた。
ま、まずい昨日仲直りしたばかりなのに…
「咲?どういうつもり?」
「どういうつもりも何も、まさがいたから手を繋いでるだけだよ?」
「許可した覚えは無いけど?」
「別に美怜の許可なんていらないもんね〜」
険悪な雰囲気が他の人にも伝わっているのか
「何?修羅場?」
「あいつ、2人の美人たぶらかすってやるな!」
「もしかして3█…ぐはぁ!」
最後の人は彼女さんにパンチくらってましたけど、僕の立ち位置ますいんじゃ…
結果、
「まさ、なんか買ってあげようか?かき氷とか?」
「後で私と買いに行くのでいいです」
2人の美人さんに挟まれています…
もちろん咲さんもどこからかパラソルを持ってきて…
「いや非常に偶然だね〜」
と隣にいる。
「まさは私のものです」
と美怜さんに抱きしめられる。
水着だからもろに柔らかみを感じてる!
美怜さんは僕の顔を見て微笑んでいる。
「お熱いね〜。でも!」
咲さんは無理やり美怜さんから僕を離して、
そして…抱きしめられる。
こちらも…ってダメダメ!
「ふぁなしてくだしゃい」
「嬉しそうな顔をしてたくせに?」
言い返せない。
「離しなさい」
「まさは私といたいって。ね?」
修羅場パート2が来るかと思ったけど…
「おーい!雅也こっちこーい」
少し遠くから薫お兄ちゃんの声が聞こえた。
僕は頑張って抜け出す。抜け出す時に顔に大きく当たってしまったけど。
「はーい!」
「あらら、行っちゃった」
~~~~~~~~~~~~~~
「まさかこんなところで会うとはね〜」
「本当にどうやって知ったのか…あなたの情報収集力は侮れませんね」
「そうやって、実は周りにSPを配置してるのもどうかと思うけどな〜」
やっぱり咲にはバレていた。
「まさに惚れたんですか?」
「そんなのとっくの昔から好きになっている。美怜よりも【前】にね。次会えたら僕がずっとそばにいると誓ったんだ。でも久しぶりに会えたと思ったら、美怜の彼氏になっちゃってた。」
やっぱり私の調べは当たっていた。
「それでわざわざ沖縄に追いかけてきたのですか?」
「うん。でも今日で分かったよ。まさは優しくしてくれるけど、1ミリも私のことに気づいてないって。さすがに小学校の頃の記憶は忘れちゃうか」
と切なさそうに笑っている。
「これからも、彼のことを見守らせてくれるくらいはしていい?もう悲しむ顔は見たくないから」
「分かりました。ただ、あくまであなたも薫と同じように弟のように接すること。少しでも私からまさを奪うような行動をしたら…」
「分かってるよ。人の彼氏を取るようなクズではない。安心して」
《朝、速攻書きました。文法的におかしかったら教えてください》
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