第3話 ドキドキ!学校生活スタート
「今日はついに入学式だね!」
ポートフロンティア学園中等部の制服に身を包んだつぼみが
「行ってきます!」
と、朝食を食べて元気よくポートフロンティア学園に向かった。
「今日からここに通うんだね!」
つぼみが学園の正門に入ると、
「つぼみちゃん!」
「待ってたよ!さあ、中に入ろう!」
「ええ!」
つぼみと沙奈は、中等部の校舎へと向かう。その入り口には、クラス分けが書かれた張り紙が
「つぼみちゃん、私と同じクラスだわ!」
「よかったね!」
つぼみが沙奈と同じクラスになったことを喜んでいると、
「つぼみ、また同じクラスの仲間になれて
と、一人の少年がつぶやいた。
「ただいまより、ポートフロンティア学園の入学式を行います。一同、礼!」
ついに、ポートフロンティア学園の入学式が始まった。
「桜の花が咲き始め、温かい日差しが
在校生代表の挨拶が終わったあと、
「次に、新入生による
「はい!」
新入生代表による挨拶が始まった。
「本日は、私たちポートフロンティア学園の新入生のためにこのように盛大な入学式を催して頂き、誠にありがとうございます。校長先生を始め、先生方並びに
その後、
「新たなる光輝く」
「
「清く 正しく 高らかに」
「青空に映える」
「
「横中で
「若者たちよ」
「誇り高く 希望をもって」
「ああ 青春の日々 行かむ」
「たくましき命輝く」
「港の街で」
「強く 優しく しなやかに」
「
「
「少年たち 少女たち」
「いざその時」
「大いなる夢を持って」
「ああ 横中の
ポートフロンティア学園の校歌を
「以上を持ちまして、ポートフロンティア学園の入学式を終わります。一同、礼!」
こうして、入学式は無事に終了した。
入学式直後のホームルーム。つぼみと沙奈は、一年一組に
「みなさんはじめまして。私は、このクラスの担任を受け持つことになりました、
「
「
「
自己紹介を行うつぼみたち。
「藤村晴斗です。今日みんなとクラスメイトになれて本当に嬉しいです。よろしくお願いします」
その時、つぼみが
「晴斗くん、また一緒だね!」
と心の中で語ると、晴斗の方を
「ねえ、つぼみちゃん。晴斗くんって、どんな人なの?」
「晴斗くんとは、
「私も晴斗くんとおしゃべりしたい!」
つぼみと沙奈のやりとりを、西野先生は、
「こら、まだホームルーム中だぞ!静かにしなさい!」
と注意した。
「はい」
「気を付けます」
つぼみと沙奈はすぐさま反省していた。
「晴斗君、どんな人が好き?」
「かっこいいね!」
「ねえ、どこに住んでるの?」
「将来はどんな人になりたい?」
晴斗は、放課後の話題に上がるほど多くの女子たちに大人気。
「すまない。今日は用事がある。さあ、つぼみ。一緒に帰ろう」
晴斗がつぼみに声をかけると
「わかったよ、晴斗くん」
「ところで、その
「沙奈ちゃん!雪海沙奈ちゃんだよ!」
「そうか。じゃあ、沙奈も一緒なのか」
「そう!沙奈ちゃん、一緒に帰る?」
「ええ、いいわよ!」
「それじゃあ、三人で一緒に帰ろう!」
「そうだね」
つぼみと沙奈は、晴斗とともに帰路についた。
「あの子たち、とても楽しそうですね…」
その時、アリスはうらやましそうにこう語った。
初授業の日。数学の授業では、
「それでは、この問題、分かる人」
「はい!」
「じゃあ、藤村くん」
「行きます」
「では、黒板にどうぞお書きください!」
晴斗が黒板に答えを書いていく。
「答えは…」
「正解です!」
「晴斗くん、かっこいい!」
つぼみが晴斗に感心していると、
「影の
その時、
休み時間でのこと。
「あれ、晴斗くん、どうかしたの?」
「ちょっと回りが気になって…」
すると、晴斗の背後に、黒い影でできた影の魔獣が現れた。
「私、ちょっと行ってくるね!」
「つぼみのことを信じるしかない」
「気を付けて!」
つぼみは、晴斗を守るために屋上へ向かうが、魔獣が後を
「なぜ後からついてくるのか!?」
「それはいいから、屋上が見えてきた!」
「急ごう!」
「うん!」
そこにたどり着くと、アルファが待っていた。
「あら、また会うことができて本当に
すると、屋上から校庭にかけて映っている影も切り取られてしまった。
「晴斗くんをひどい目に
これに
「プリンセスジュエル、セット!プリンセス・ドレスアップ!」
つぼみは、ピンクの光に包まれていく。
「愛のプリンセス・ラブリーピンク、見参!プリンセスステージ、レッツスタート!」
ラブリーピンクが現れると、
「いいか?キミの力では、まだ
チララがラブリーピンクにアドバイスを送る。すると、
「ルビーのマジカルジュエルを使ってみよう!ラブリーピンク、あなたもパワーアップするわよ」
プリンセスジュエル・ピンクから、ピルルがルビーのマジカルジュエルを持って現れた。
「あ、新しい曲!」
すると、曲が流れてきた。
「さあ、歌って」
「うん」
ラブリーピンクはルビーのマジカルジュエルをプリンセスミラーにセット。その力をプリンセスバトンロッドに
「プリンセスステージ、ライブスタート!」
ラブリーピンクによる魔獣の浄化が始まった。
「Tell me 私に」
「愛の本当の意味を」
「答えてくれるのなら」
「きっと変わるはず」
「たとえ遠く
「会えなくなってしまっても」
「心の中でつながっている」
「君に向けて I love you」
「向かい風に
「君を感じて I feel you」
「私だけのLove Song」
「君に届いて I want you」
「一日だけのステージ」
「君を信じて I need you」
「私だけのLove Song」
「君に向けて I love you」
「向かい風に吹かれても」
「君を感じて I feel you」
「私だけのLove Song」
「ルビーの輝きでパワーアップ!
ラブリーピンクがプリンセスバトンロッドで
「ちゅ、ちゅ、ちゅっぴー!」
と、チララが魔獣のコアから出てきたマジカルジュエルのありかを察知。そこにたどり着くと、
「キャッチ!」
とマジカルジュエルを回収することに成功した。それをラブリーピンクのプリンセスミラーに認識すると、
「エメラルド。緑に輝くマジカルジュエルだ。和名は、
「それではみなさん、また次回輝く世界でお会いしましょう!プリンセスステージ、ハッピーフィナーレ!」
ラブリーピンクが勝利宣言すると、
「もう、また負けちゃったんじゃないの!でも、次は許しませんわよ!」
アルファはこう
「晴斗くん、大丈夫!?」
「あ…。ああ」
「よかった!」
つぼみは、晴斗の無事を知って安堵する。
「さあ、教室に戻ろうか」
「うん」
つぼみと晴斗は、一年一組の教室へと戻っていった。
その日のお昼休みでのこと。
「ぱくぱく…。おいしい!」
「つぼみの弁当は、お父さんが作っているのか」
「そうだよ!」
つぼみと晴斗は、中庭で弁当を食べている。
「さて、私もお昼ご飯を食べないとね」
そのころ、沙奈は食堂にいた。
「あれ?あの子、何だかさびしそうね。ちょっと話しかけてくるわ」
アリスが一人で食事を取ろうとする場面を、沙奈が
「どうしたの?」
「何でもありませんよ」
そんなアリスは、沙奈に対して
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