第31話 ものづくりの進化は止まらない
ある日、つぼみたちは社会科見学の一環で博物館を訪れていた。
「十九世紀、
「イギリスで蒸気機関の実用化が始まったことで、工場の機械化が進んでいった、工業製品を安く大量生産することで、交通機関などに活用することが増えた。これらがきっかけで、イギリスは世界の向上と呼ばれることになった」
「資本家が労働者を
産業革新を伝えるブースでは、アリスと晴斗がつぼみたちにむけて解説していた。
「イギリスで世界最初の産業革命が始まった要因として、原料供給地や市場としての植民地の存在した事、清教徒革命・
チララも、補足して説明したようだ。
その頃、見物客に
「これが三種の神器か!」
「冷蔵庫に」
「
「よし、これにしよう!」
「ガッテンだ!」
ベータとガンマは、
「大変だ!
魔獣の
「どういうことですか!?」
「その話は後回しだ!」
そこには、ベータとガンマの姿があった。
「本日の魔獣はこちら!」
「機械の魔獣だ!」
ベータとガンマの合図で、冷蔵庫や洗濯機、テレビを使った機械の魔獣が現れた。
「それでは、始めます!」
アリスは、プリンセスミラーでシトラスイエローに変身する。
「プリンセスジュエル、セット!プリンセス・ドレスアップ!」
アリスを黄色い光が包み込む。
「花のプリンセス・シトラスイエロー、見参!」
シトラスイエローが現れると、
「三種の神器として言われていた洗濯機や冷蔵庫、テレビも進化しています!」
「最も早く普及したのは白黒テレビで、
とベータとガンマに伝えた。
「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫から、カラーテレビ・エアコン・自動車へと変化していったのです」
「デジタル家電であるデジタルカメラ・DVDレコーダー・
様々な三種の神器について紹介すると、
「科学の力ってすごいぞ!」
「そんなことがあるのか!」
ベータとガンマは驚いてしまった。
「行きます!」
シトラスイエローはプリンセスミラーにトパーズのマジカルジュエルをセットする。その力をプリンセスバトンロッドに
「プリンセスステージ、ライブスタート!」
シトラスイエローによる魔獣の浄化がはじまった。
「人生は一度きり」
「得意なことより」
「好きなことがいい」
「だけど」
「遊びもいいけど」
「学びもきちんとね」
「時にはきっと苦しい」
「命って
「すべてを受け止めて」
「歩みを止めない」
「そう 人生は一筆書き」
「真っ白なキャンバスに」
「どんなふうに
「パパとママと先生も」
「おじいちゃんおばあちゃんも」
「そして 子供たちも」
「みんな同じ」
「世界の中に」
「暮らしているよ」
「個性を生かしながら…」
「人生は一度きり」
「空はいつもお見通し」
「人生は一方通行」
「みんな One Chance」
「生かして One Chance」
「トパーズの
シトラスイエローがプリンセスバトンロッドでレモン色の花を描き、魔獣に向かって放つ。すると、魔獣は
「ちゅ、ちゅ、ちゅっぴー!」
と、チララが魔獣のコアから出てきたマジカルジュエルのありかを察知。そこにたどり着くと、
「キャッチ!」
とマジカルジュエルを回収することに成功した。それをシトラスイエローのプリンセスミラーに認識すると、
「アパタイト。青緑のマジカルジュエルだ。
「それではみなさん、また次回輝く世界でお会いしましょう!プリンセスステージ、ハッピーフィナーレ!」
シトラスイエローが勝利宣言すると、
「今日は勝てると思ったのに!」
「次という次こそは絶対に勝つ!」
ベータとガンマはこう
その日の帰り道でのこと。
「つぼみちゃん、今日はどうだった?」
「とても勉強になったよ!ものづくりの進化の
「役に立つといいわね」
社会科見学の感想を語っていると、アリスが現れる。
「インスタントラーメンに
「晴斗くんのお父さん、インスタントラーメンと缶コーヒーを好んでいるみたい!」
つぼみたちは、インスタントラーメンと缶コーヒーについて語っている。
「じゃあ、食べようか」
そんな晴斗は、しょうゆ味のカップラーメンを夕食に選んだ。
「お父さんは、今どこにいるのだろうか?」
「
その時、博物館にいたチャミィはこうつぶやくのであった。
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