第36話 発覚!神門先生の素顔
年が明けて間もないころ、ポートフロンティア学園もいよいよ三学期が始まった。
「
アリスは、神門先生の休日がどんな過ごし方なのか気になるそうだ。
「今度の休日に、神門神社に来てくれたらうれしいわ」
「ありがとうございます」
「では、待っているわね」
神門神社。そこは、
「フィギュアスケートの全国大会で優勝できますように」
「すべてのテストで満点が取れますように」
「CMや
「今年もみんなが
つぼみたちも、今年の正月にここを訪れた。
その頃、怪盗トリオは誰もいなくなった職員室へと
「今日も見つけましたわ!」
「ガッテンだ!」
怪盗トリオは、
「大変だ!
チララのもとにアリスが
「急ぎましょう」
アリスが向かったのは、
「あら、またお会いすることができて
「本日の魔獣はこちら!」
「落書きの魔獣だ!」
怪盗トリオの合図で、黒板にチョークで
「それでは、始めます!」
アリスは、プリンセスミラーでシトラスイエローに変身する。
「プリンセスジュエル、セット!プリンセス・ドレスアップ!」
アリスを黄色い光が包み込む。
「花のプリンセス・シトラスイエロー、見参!」
シトラスイエローが現れると、
「あれは、子供が作ったものなんでしょうか?」
と、イラストのタッチに気づく。
「子育てしながら、仕事をするなんて今では当たり前です。でも、産前産後休業や
アリスの母は、実家である花屋の経営とリコとリオの育児の両立に
「いつまでも給料がもらえない私たちにとって、うらやましい話ですわ!」
「残業もいっぱいあるんだぜ!」
「いいなあ!」
厳しい環境での労働を
「今がチャンスだ!」
「行きます!」
シトラスイエローはプリンセスミラーにトパーズのマジカルジュエルをセットする。その力をプリンセスバトンロッドに
「プリンセスステージ、ライブスタート!」
シトラスイエローによる魔獣の浄化がはじまった。
「人生は一度きり」
「得意なことより」
「好きなことがいい」
「だけど」
「遊びもいいけど」
「学びもきちんとね」
「時にはきっと苦しい」
「命って
「すべてを受け止めて」
「歩みを止めない」
「そう 人生は一筆書き」
「真っ白なキャンバスに」
「どんなふうに描こうかな」
「パパとママと先生も」
「おじいちゃんおばあちゃんも」
「そして 子供たちも」
「みんな同じ」
「世界の中に」
「暮らしているよ」
「個性を生かしながら…」
「人生は一度きり」
「空はいつもお見通し」
「人生は一方通行」
「みんな One Chance」
「生かして One Chance」
「トパーズの輝きでパワーアップ!
シトラスイエローがプリンセスバトンロッドでレモン色の花を描き、魔獣に向かって放つ。すると、魔獣は
「ちゅ、ちゅ、ちゅっぴー!」
と、チララが魔獣のコアから出てきたマジカルジュエルのありかを察知。そこにたどり着くと、
「キャッチ!」
とマジカルジュエルを回収することに成功した。それをシトラスイエローのプリンセスミラーに認識すると、
「ネフライト。やわらかいマジカルジュエルだ。
「それではみなさん、また次回輝く世界でお会いしましょう!プリンセスステージ、ハッピーフィナーレ!」
シトラスイエローが勝利宣言すると、
「もう、また負けちゃったんじゃないの!」
「今日は勝てると思ったのに!」
「次という次こそは絶対に勝つ!」
怪盗トリオはこう
数日後、
「お
「いらっしゃい」
神門神社を訪れるつぼみたち。
「どうぞ」
「ありがとうございます!」
境内に入ると、神門先生の姿が待っていた。
「実は、神門神社の神主だわ」
「えっ!」
神門先生が衝撃の事実を明かしたことに、つぼみたちは驚きを隠せない。
「でも、両立することはよいことだよね」
「祖母や母親も務めた神主を、ここで途絶えるわけにはいかないわ。中学校の
「なるほど」
それでも、つぼみたちは神門先生の話に理解を示したのであった。
「
その時、神門神社にいたチャミィはこうつぶやくのであった。
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