最後のマジカルジュエル
第56話 シトラスイエローVSグリーン・ガンマ
ロイヤルシードとアレキサンドライトのマジカルジュエルを手にするため、カレンを取り
「ここは、誰もいない新宿ですね」
「新宿駅東口を中心とした
アリスが目を覚ますと、パラレルワールドの新宿にいた。
するとそこに、
「よくここまで来たな!」
「ロイヤルシードを手にしたいのであれば、
「それでは、始めます!」
アリスは、プリンセスミラーでシトラスイエローに変身する。
「プリンセスジュエル、セット!プリンセス・ドレスアップ!」
アリスを黄色い光が包み込む。
「花のプリンセス・シトラスイエロー、見参!」
シトラスイエローが現れると、
「俺の力を思い知らせてやる!」
ガンマが車を持ち上げた。そう、彼はオメガによって強い力を手にしたのだ。
「うひゃー!」
「危ない!」
投げつけられた車がシトラスイエローを
しかし、
「まだまだこれから!」
ガンマはこれだけでは終わらなかった。なんと、大型バスを持ち上げたのだ。
「よけろ!」
それでも、チララが下したとっさの判断で、シトラスイエローは大型バスの
「こんなに小さな体なんですが、私は負けません!」
シトラスイエローは、プリンセスドールズの中で最も背が低いが、知識とひらめきはずば抜けている。
「何だと!?」
こう
「今がチャンスだ!」
「行きます!」
シトラスイエローはプリンセスミラーにシトリンのマジカルジュエルをセット。その力をプリンセスバトンロッドに
「プリンセスステージ、ライブスタート!」
シトラスイエローによるガンマの改心が始まった。
「花が
「あたたかな季節がはじまる」
「たんぽぽの綿毛が」
「飛んでいかないうちに」
「風が
「一日の終わり」
「光に照らされていく」
「黄色の
「はちみつ色の日々」
「私の人生は」
「
「味を感じるの」
「Honey Days」
「It’s a Wonderful Life」
「花が咲く 太陽浴びて」
「新しい日 始まる」
「東に差し込んでくる」
「希望の光」
「はちみつ色の日々」
「今の気持ち」
「なんてハニカムなんだろう」
「はちみつ色の日々」
「私の人生は」
「甘くてほんのり」
「味を感じるの」
「Honey Days」
「It’s a Wonderful Life」
次は、トパーズのマジカルジュエルを使う。
「人生は一度きり」
「得意なことより」
「好きなことがいい」
「だけど」
「遊びもいいけど」
「学びもきちんとね」
「時にはきっと苦しい」
「命って
「すべてを受け止めて」
「歩みを止めない」
「そう 人生は一筆書き」
「真っ白なキャンバスに」
「どんなふうに
「パパとママと先生も」
「おじいちゃんおばあちゃんも」
「そして 子供たちも」
「みんな同じ」
「世界の中に」
「暮らしているよ」
「個性を生かしながら…」
「人生は一度きり」
「空はいつもお見通し」
「人生は一方通行」
「みんな One Chance」
「生かして One Chance」
「
シトラスイエローがプリンセスバトンロッドで黄色い花を描き、ガンマに向かって放つ。すると、ガンマはその場に倒れこんだ。
「ちゅ、ちゅ、ちゅっぴー!」
と、チララはロイヤルシードのありかに察知。そこにたどり着くと、
「キャッチ!」
とロイヤルシードの回収に成功する。
「ちゅちゅ!これは、ロイヤルシード・イエロー!シトラスイエローをパワーアップするためのアイテムだ!」
そして、
「ガンマ!」
「俺を助けてくれてありがとう!もうすっかり元気だぜ!」
ロイヤルシード・イエローの力で、ガンマは改心した。
「お前には、俺がかつていた場所でやらなければならないことがある!」
「アレキサンドライトのマジカルジュエルとカレンを必ず取り戻して見せます!」
「
シトラスイエローは、ガンマに見送られながら時空の
その様子を、晴斗とプラチナは、ダークネス団によって連れ去られているカレンから
「シトラスイエローによって、ガンマの闇の力を取り除くことに成功した」
「ちなみに、ロイヤルシード・イエローには、プリンセスドールズの知性が秘めているからね」
喜んでいるのもつかの間、
「ちゅぴ!」
「チララだ!」
「どこにいるのか!?」
「ボクは今、パラレルワールドの池袋にいる!池袋は、新宿、渋谷と並ぶ山の手の副都心の一つ。
チララが水晶玉に映った。
「つまり、東京が今、イノセントワールドと
「そうだ!」
チララは、パラレルワールドの東京を晴斗とプラチナに報告する。
「では、イノセントワールドから解放できる方法は?」
「プリンセスドールズがアレキサンドライトのマジカルジュエルを手にするしかない」
晴斗とプラチナは、危機感をあらわにした。
一方その頃、オメガはダークネス団のアジトにいた。
「ロイヤルシード・イエローが
シトラスイエローによって、ロイヤルシード・イエローを失ったことを知っているオメガ。それでも、
「まだロイヤルシードは残っている。ここでギブアップするわけにはいかない」
とすぐさま前を向いていた。
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