第47話 琴音の心に秘めたもの
ある日、つぼみの家にプリンセスジュエルの
「あれは、琴音のパートナー?」
「そう。私の名前はアカルル。プリンセスジュエル・レッド&ゴールドの妖精よ」
アカルルはつぼみたちに
「私は、人々に勇気や活力を与える力を持っているわ。だから、あなたにそれをあげる」
「これは、金のマジカルジュエルの力!見かけは
コロンに金のマジカルジュエルの力を
その頃、
「ここが、シンボルタワーにスカイクロックね…」
横中の景色を
「あら、またお会いすることができて本当に
「本日の
「風の魔獣だ!」
怪盗トリオの合図で、
「さあ、ショータイムのはじまりよ」
琴音は、エースミュージックポッドでドールプリンセスに変身する。
「プリンセスジュエル、セット!プリンセス・ドレスアップ!」
赤と
「
スカーレットエースが現れると、
「さあ、やっちゃいなさい!」
「ガッテンだ!」
先ほどより強い
「
とスカーレットエースは魔獣の手下を
「私は、ここで負けるわけにはいかない。心の炎で燃やして見せる!」
とプロミネンスエースカスタネットを両手に構えて、魔獣を
「さあ、クライマックスよ」
スカーレットエースはエースミュージックポッドにガーネットのマジカルジュエルをセットする。その力をプロミネンスエースカスタネットに授けると、
「プリンセスステージ、ライブスタート!」
スカーレットエースによる魔獣の浄化が始まった。
「愛の太陽」
「いつも心の中で晴れている」
「こんなに
「愛の太陽」
「周りに雲一つない」
「言えないけどあなたが好き」
「すごい
「あなたの元にサプライズ訪問するわ」
「電話したい」
「メールしたい」
「それでも まったく時間はない」
「愛の太陽」
「いつも心の中で晴れている」
「こんなに心震えるの 初めて」
「愛の太陽」
「周りに雲一つない」
「言えないけどあなたが好き」
「愛の太陽」
「いつも心の中で晴れている」
「こんなに心震えるの 初めて」
「愛の太陽」
「周りに雲一つない」
「言えないけどあなたが好き」
「ガーネットの輝きでパワーアップ!
スカーレットエースがプロミネンスエースカスタネットを魔獣に向けて響かせる。すると、魔獣は
「ちゅ、ちゅ、ちゅるるわー!」
とコロンはマジカルジュエルの
「キャッチ!」
とコロンがマジカルジュエルを回収することに成功した。それをエースミュージックポッドに認識して、
「トルマリン。
「それではみなさん、また次回輝く世界でお会いしましょう!プリンセスステージ、ハッピーフィナーレ!」
スカーレットエースが勝利宣言すると、
「もう、また負けちゃったんじゃないの!」
「今日は勝てると思ったのに!」
「次という次こそは絶対に勝つ!」
怪盗トリオはこう
それから、
「つぼみ!」
「琴音、待っていたよ」
カフェでつぼみと待ち合わせした。
「そういえば、どうしてこれまで一人で戦ってきたの?」
「それは…」
それは、今から半年前のこと。琴音は東京都心にある名門女子校に通っていた。
「
琴音が
「まじで最悪だ」
「あんた、またいるのか」
「神門、もう学校に来ないで」
クラスメイトにそんな悪口を言われてしまった琴音だったが、
「私、弱い自分を変えたい!だから、ドールプリンセスになる!」
と想い、プリンセスジュエル・レッド&ゴールドにプリンセスジュエル・ホワイト、エースミュージックポッドを空から授かった。
「これさえあれば、もう何も
こうして、琴音はスカーレットエースに
「さあ、ショータイムのはじまりよ」
その日から、
「プリンセスジュエル、セット!プリンセス・ドレスアップ!」
赤と黄金色の光が琴音を包み、濃い赤から
「炎のプリンセス・スカーレットエース、見参!」
しかし、琴音の周りには仲間は誰もいない。
「さあ、クライマックスよ。プリンセスステージ、ライブスタート!」
「暗くて深い
「一人さびしく たたずんでいた」
「だけどもう 怖がらないで」
「それは迷いを 断ち切ったしるし」
「春風に向かって 旅立っていく」
「さあ 夢の
「輝く未来に向かって 放つよ私だけのメロディ」
「
「きらめく世界に奏でる 私とあなたのハーモニー」
「あなたのそばにいる それがプリンセスなんだから」
「
「氷で
「心はいつだって 一つだから」
「それは つながっているしるし」
「
「さあ 一歩前へと
「輝く今へと響く みんながつなぐメロディ」
「世界を守るため 宇宙を守るために」
「きらめく夢を目指して 一つになったハーモニー」
「みんなのためにいる それがプリンセスなんだから」
「人はみんなときめいている」
「だから ずっと
「心の輝きを信じて」
「輝く未来に向かって 放つよ私だけのメロディ」
「愛を守るため みんなを守るために」
「きらめく世界に奏でる 私とあなたのハーモニー」
「あなたのそばにいる」
「みんなのためにいる」
「それがプリンセスなんだから」
「乙女の力!スカーレット・ファイヤーワークス!」
琴音は東京の平和を守っていくが、
「こんな町、
と感じてしまい、横中へと引っ
「そんな過去があったんだね…。だから、琴音は今まで一人で戦ってきたのだね」
つぼみはこのことに、複雑な思いを抱えながら語った。
「お待たせしました。オレンジジュースとダルゴナコーヒーでございます」
「ありがとうございます!」
「ごゆっくりどうぞ」
「では、いただきます!」
「いただきます」
それから、つぼみたちは注文した飲み物を飲むのであった。
一方その頃、パラレルワールドにあるダークネス団アジトでは、
「もう二度と負けるわけにはいかない」
ドクターはある計画を進めていた。
「おとぎの世界で代々から伝わっている伝説のマジカルジュエルと呼ばれているダイヤモンドとパールの輝きを我々は失ってしまった。だが、気持ちは
としたうえで、
「争いが起こらない代わりに輝きを失った世界…。それをイノセントワールドと我々は呼んでいる。その実現を目指すため、今、動き出す」
ドクターは、イノセントワールド計画を始動した。
その様子を、家にいたプラチナとカレンはピュアロイヤルメイクドレッサーの
「イノセントワールドか…」
「どういうこと?」
「言い伝えによると、ダークネス団にとって理想の世界だという。争いが起こらないことの
「なるほど」
プラチナはカレンにイノセントワールドについて解説する。
その時、ドレッサーの鏡から光の女神が現れた。
「カレン、あなたに伝えなければならないことがあります。世界中に満ち
その言葉に、おとぎの世界の次期女王候補であるカレンは、
「立派な女王になるために、一生懸命何事にも
と
「世界中の輝きを守れるか否かはカレンの運命にかかっているのだろう」
その中で、プラチナは、これから何が起こるかわからない未来について語ったのであった。
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