恵喜どうこ

お盆の時期はとかく不可思議なことが起こりやすい。 故人が使っていた杖の音が聞こえたとか。 トントンっと肩を叩かれた気がしたとか。 あの子の匂いがするとか。 ペットとの別れを経験…続きを読む

このゲームにはいろんな怪が起こりうるのでしょうか。
因縁深い。
最後の一行は、当時を思い出してぞっとする。

これは当時、プレイしていた人に届いてほしい。

うちには6キロ、5キロ、4キロと、それなりに大きなお猫様たちがいる。どの子にも1番好きだと告白しまくり、スキンシップをし、マッハパンチをいただき、ありがたみと幸福感に涙するほど猫が…続きを読む

不治の病で冷凍睡眠をすることになった主人公。その主人公の最高の目覚めであるけれど、さらにその上があったんですよねえ。 ラストにおおっ！と心が踊りました。 このお話、猫スキーさん…続きを読む

読みだしたら絶対に最後までとまらなくなること間違いなし！ このセンス！ この文章力！ とにかく抜群すぎて、自分の足りない言葉ではすばらしさを言い尽くせない！ 読んでもらいたい。 多…続きを読む

紙に書くことの重さをじんわり、じんわりと再確認させられる物語です。 主人公の抱く死への恐怖が一行、また一行綴られていくことに濃度を増すのに、どこか穏やかで、死が迫る時間とはかくも…続きを読む

こういうゴトーさんの作品、待ってました！ 内に秘める熱いものが一気に吹き出す感じもすごくよくて、勢いがありました。 アオハルなのもたまらない。剣道の試合、見たくなる読後でした！…続きを読む

世界で2番目の意味を知ると、胸がほっこりすると同時にきゅうっと泣いちゃいます.°(ಗдಗ。)°. 思春期の女子の気持ちもよくわかる。そしてお父さんに拍手の花束を送ります！ 素敵…続きを読む

異世界ものというとどうしても旅をして、敵と戦ってというようなものを想像してしまうぼくにとって、この作品はとても衝撃的でした。 異世界ブロガー？どういうこと？ こんな思いから読者にな…続きを読む

もふもふ好きなら絶対にやりたいと思うだろうな、育成アプリ。 アパートだと飼えないし、ひとり暮らしだと飼う勇気なかなか出てこないし。 アプリ内で育成なら手ごろにもふもふを愛でられる！…続きを読む

とにかく読んでもらえばわかります。 読み進めるうちに納得もするし、笑いの波がやってきます。 とにかく面白いから読んでみてということに尽きます！ さあ、戸惑いを捨て、手に取るべ…続きを読む

認知症を患った祖母と彼女が飼っていた猫のお話。 このエッセイを読むと認知症とはどういうものかを垣間見ることができます。 老齢で猫を飼うむずかしさもさることながら、動物虐待や野良猫の…続きを読む

ぼくのときもそうでした。猫飼いたいなあと思っていると、本当に飼うチャンスがめぐってくるもんなんですよねえ。 なかなかいない模様もすごくステキな猫様！ 特別な子に贈る名前だと思います…続きを読む

野良の子猫との出会いって、ぼくの場合も例外ではないのですが、最初は本当に偶然なんです。 見つけたからと言って飼えるとはかぎらないし、飼おうと思って見つけるわけでもない。 でもね、出…続きを読む

ぼくはこの作家さんの猫の名前を知っていただけに、どうしてこんなタイトルになったのか、とても不思議だったんです。あれ？って。 読み進めるうちにタイトルの意味がわかったんですが、そりゃ…続きを読む

自分勝手な理由で命を拾ったり捨てたりする――そんな人がいるなんて、まず信じられないと思います。でも実際にそういう体験をされた作者さんの気持ちはとてもよくわかりました。 責任取れない…続きを読む

このレビューのタイトルがズバッと当てはまる優しいお話です。 そう、彼らは言葉こそ話しませんが、わかるんです。 人の心にそっと寄りそい、気持ちをやわらげてくれるんです。 名前があだ名…続きを読む

過去を振り返ると、あっちを選択しておけばとか、もっとうまくやれたんじゃないかと後悔してしまう。でも、過去という結果があるから今があると思ったら、なにひとつ間違ってなかったんじゃない…続きを読む

艶やかで真っ赤な口紅は見ているこちらをいつだって掴んで離しません。心を寄せる女性に贈るなら紅色で、それをつけて会って欲しいなんて男性なら一度は思うかもしれません。 しかし、ちょっ…続きを読む

ネコスキーさんにおススメの本作。ただ、この作品の魅力は単に猫の話だけにはとどまりません。 アメリカに住んでいる作家さんならではの、日本ではない海外事情も満載。 え？日本って遅れ…続きを読む

ご本人のおススメもあり、手に取った作品でしたが、これがなかなかどうして、ドツボにハマるほどに面白かったのです。 おじさんとオッサンの違いがよくわかるし、女性が求める本当の『おじさ…続きを読む

ぼくは最近、ねこを拾いました。そのせいか、灰色猫の話に関しては、本当に心が痛くなってしかたなかったのです。 旅立つあの子は今頃、どうしているだろうかと、天を見上げて思うのは飼い主な…続きを読む

なにが面白いかと言えば、人間。このエッセイには、本当に個性派のあくの強い人ばかりが登場しているが、その人間臭いと言ったらいいのか、ちょっと普通というものさしでは計れないような人ばか…続きを読む

霊感のないぼくにはわからない世界の話が詰まっていますが、これ、リアルなんですよね。霊感がものすごく強い友人と同じような体験、同じような感覚を持っているものなのだと、これを読んで納得…続きを読む

夏らしいタイトルが目を引く作品。このタイトルの空はどんなものかと手を触れたくなりました。 作品の読後感はしゅわっと爽快。 15センチのお題もうまく使われた作品だと思います。 個…続きを読む

いろんな意味で衝撃的でしたが、ひと言感想を述べるなら、面白い！！ ハッキリ言って、まったく予想していなかったので、この展開なんだ！！と本当にいろいろな意味で衝撃的でした。 なに…続きを読む

不穏な夢から始まる物語で、これはとても切ないんだろうな、ハンカチ用意しないとと思った作品でしたが、ラストはやられました。いい意味で泣きたくなったんです。 誰にでも心に残っていて、…続きを読む

桜、ピンク、恋の色。 コーヒーの白い湯気。 胸まで熱くする香り高い飲み物。 五感を刺激されながら、読んだ物語はもう胸きゅん王道でした。 はらり、ゆるりと落ちてくる愛らしい桃色ハ…続きを読む

物事は多面体である。一方からの事実はＡであるが、角度を変えるとそれはＢであり、Ｃでもある。 おかしなことを言っていると思われるかもしれないが、この話、こんなにコミカルに描かれてい…続きを読む

年頃になると、女子のほうがずっと大人なんですよね。そこへいくと男は本当に奥手というか、臆病というか。 そんな微妙な年頃の男女の甘酸っぱさが全面に出ている作品でした。 胸きゅん全開で…続きを読む

冒頭から続く攻城戦にドキドキさせられるこの作品。これは恋の話なんだよな？と、どうこれを収めるのかがとにかく気になりました。主人公はどうなるのか？　この戦いの行く末はどうなるのか？　…続きを読む

元ヴィジュアル系バンドのボーカル、現タレント兼料理家の主人公と、そんな彼の亡き姉がのこした一人娘とのハートフルコメディなんですが、文句なしに面白い。 共同生活を送るだけの二人。年頃…続きを読む

料理人はみな、口を揃えて言う。料理に手間隙を惜しむなかれと。その行程ひとつで味が変わる。特に日本料理は細やかそのもの。日本人が持つ思いやりの精神そのものが一つ一つに反映されている、…続きを読む

たまたま見かけた広告のはずだった。けれどそれはきっとなにかしらの力が働いていた…… 実に意味深な冒頭から始まる物語に引き寄せられたのはおそらく読み手のぼく自身でした。 どんな恋物…続きを読む

瑞々しさが溢れ出す、それがこの物語を読んだぼくの正直な感想です。物語を動かすキーパーソンが雨の中にいるシーンではショパンの雨だれを思い浮かべながら読んでしまいました。 切ないのに、…続きを読む

他の方のレビューでもおっしゃっていたと思いますが、とにかく文面から熱が吹き出しています。それこそ、ぼくはスマホで読んでますけど、熱くてスマホを落としそうになる、そんな感覚です。 心…続きを読む

年下の幼馴染みからラブレターの書き方を教わりたいと相談を受ける主人公。そのやりとりは実にほっこりしていました。 ラストはキュン死確定ですね。ストレートにきゅんきゅんしたい、年下男子…続きを読む

美しい満開の桜を前に花咲く若い恋はまさしく蕾でした。やがて蕾は大きく花開き、りんと輝きます。けれど花の咲く美しい時期は常に短く、咲き終わればはらはらと花びらを落とし、地を覆い、腐っ…続きを読む

とあるメールを貰った主人公。くれた相手は彼にとってはとても特別な人だったのだが、素直になれない彼はその返信をいまだ保留にしていた。 ここから物語は始まっていき、思い出に遡ります。…続きを読む

五人の女性の視点で語られる物語なんですが、非常に面白かったです。あることについて、それぞれが、それぞれの視点から語られる。人の思いや考えがそのテーブルの上で交錯している様がゾクゾク…続きを読む

意識していなかったけれど、いつの間にか目で追ってしまう。いつの間にか相手のことについていろいろ考えてしまう。そしてそんな自分に気が付いたとき、ハッと我に返ると『恋に落ちてしまってい…続きを読む

不思議な世界に一歩足を踏み込んでみる、このゾクゾク感に背中を押されるように読み進めました。 入り口の招き猫を横目に入れて、ゆっくりとその先へ。 丁寧に綴られた情景描写が視覚や聴覚…続きを読む

不思議な話でした。すごく静かで、本当に淡々と物語が進んでいく。どこでどうなるのか？ヲチってどうなるのか？とかこちらがすごく想像したんですが、なんたか想像して方向性にはいかず、本当に…続きを読む

キャラがとってもキュートで、それでいてとっても人間味がありました。だって彼の女装理由が涙なしでは語れない。ドン引きなんてとんでもない。とっても優しい人なんだって分かったら、彼の女装…続きを読む

とにかく甘いし、とにかくすごい！！料理は愛のスパイス欠かせないけれど、これはスパイスききすぎかもしれない。 それでも美味しく食べますよ、こんな可愛い人の手料理ならば。とにもかくに…続きを読む

人生は流れるものなり。その流れに時に逆らい、時にそのまま流されてみる。このお話はまさにそれそのものだった気がする。 いろんな選択があって、いろんな決断を迫られる。偶然が重なって現実…続きを読む

色をテーマにしたエッセイです。世界のいろいろな風景を、色を中心にして描いているところが大変興味深い。豊かな色が各ページで踊っていて、いろんな色があることを知ると共に、その彩られた風…続きを読む

猫の視点から語られる震災の描写は、その語り口調が柔らかい分、切なさが込み上げるものでした。実際に被害にあった方だからこその言葉なんだと思うのですが、ああ、これが現実に起こることなの…続きを読む