うちには6キロ、5キロ、4キロと、それなりに大きなお猫様たちがいる。どの子にも1番好きだと告白しまくり、スキンシップをし、マッハパンチをいただき、ありがたみと幸福感に涙するほど猫が好きである。そんな私のハートをまんまと鷲掴みにしたのがこのエッセイ。猫愛ダダ漏れなのですよ、このエッセイ!それが猫スキーのハートをこれでもかと抉ってくる!だから読んで!本当に騙されたと思って読んで!絶対後悔させないから!おもしろい!死ぬほどおもしろい!私が言うのだから間違いありませぬ!
そう!!これだ!これなんだよ!!!猫の日エッセイ。絶対こういうのを求めてるよ!!だって、もはや下僕でしか有り得ない我らのことが赤裸々に書かれてる。お猫様を崇め、お猫様がいかに癒しであり、罪深い存在であるかがキッチリ書かれてる。どこをどう読んでも、正しい猫エッセイなのである。猫はすごい。それに尽きる……。
私は猫と一緒に暮らしたことはありません。他所で触れる機会があっても、なんとなく気後れして、じっくり触れたこともありません。でも、猫と一緒に暮らすって、こういうことなのかなぁと、ふんわり想像しながら、その可愛さ(幼少の作者様も含む)に、画面のこちら側で悶えちゃいました。もちろん猫じゃなくてもですが、人間が一緒に暮らす動物達に頂く感情は計り知れず。ただ、ただ、愛しい。きみが大好きだ、ありがとう。それだけかな!思わず、“お猫様”と呼ぶのも頷ける、そんなエッセイです。