柔かな口調で語られる震災とは

猫の視点から語られる震災の描写は、その語り口調が柔らかい分、切なさが込み上げるものでした。実際に被害にあった方だからこその言葉なんだと思うのですが、ああ、これが現実に起こることなのだと痛感させられるものがありました。
それでも生きること。生きたからこその幸せだった、ありがとうは本当に染み入ります。

未読の方、ねこの好きな方、切なくて胸がきゅっとなるかもしれません。それでも読んでいただきたい物語です。

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