重厚な戦乱物のハイファンタジーかと思いきや、最後にぽっこりとした守護さまが現れて、王様といい感じな作品でした。この二人の間に過去何があったのか、とても気になるところですね~。ありがとうございました!
後半手前までの戦国の一大ページェントを切り取ったかのような白熱した展開に「これ、恋愛要素出てくるの?」と首を傾げつつ(話自体が面白いので問題ないですが)一気にラストシーンになだれこみ「おお!こういう持っていき方か!」と、納得。 ヒロインの性格が可愛く、ハードな流れからの斬新な処理に満足です。
臨場感がよく伝わって来る作品です。〆も良かったです。面白かった。まずは読んでみることをお勧めします。短編じゃなくて、もっと先が読みたい。そんな欲が出てしまいました。ご一読あれ。
冒頭から続く攻城戦にドキドキさせられるこの作品。これは恋の話なんだよな?と、どうこれを収めるのかがとにかく気になりました。主人公はどうなるのか? この戦いの行く末はどうなるのか? とにかくどうなるのかが詰まっていて……最後の恋にたどり着いた時に、ああ、なるほど、こう来たのかと。他の作品にない作り方に驚かされました。同時にもったいなとも思いました。これ、短編でなく長編でも作れたんだろうなと。楽しみの膨らむお話。ぜひ、これで今度は長編を書いていただけたらと願いを込めて。
前半部分は緊迫した城攻めで、迫力満点な筆致で描かれ、最後のセンテンスで、鍵の謎が明らかに。読んでいて思い浮かんだのは、殺伐、ゆったり、ふわふわ。何とも不思議な物語です。
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