概要
離れてみて初めて気づく。透明なあめ玉が思い出させてくれた。
- Raindrops sometimes look like teardrops. -
雨の滴は時折、涙の雫のようにみえます。
雨の日に彼の家を飛び出した露花(ロカ)
行先は『天気雨』そこはハーブが咲く庭のある小さなホテル。
不思議な青年、星也(セイヤ)といるうちに
雨の日生まれの自分の心と向き合っていく。
雨の滴は時折、涙の雫のようにみえます。
雨の日に彼の家を飛び出した露花(ロカ)
行先は『天気雨』そこはハーブが咲く庭のある小さなホテル。
不思議な青年、星也(セイヤ)といるうちに
雨の日生まれの自分の心と向き合っていく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!たいせつな時間は、いつも雨……。その雨音は、せつなく優しい、だから……
雨の日に彼の家を飛び出したヒロイン。
彼女の行き先は、『天気雨』そこはハーブが咲く庭のある小さなホテル。彼には内緒で……。
そこで、不思議な青年、星也と出会う。そして、雨の日生まれの自分の心と素直に向き合っていく。
その光景に流れる雨音が、時にせつなく、時に優しい……。時間だけがゆっくりと流れていく。だからこそ、たいせつにしている想いが募っていく。
タイトルも素敵だし……。少なくとも、わたしは、この物語のラストシーンに憧れた。
雨が、厭うモノではなく癒すモノだと思えてくる、素敵な恋愛小説は如何でしょう。 - ★★★ Excellent!!!繊細にきらめく雨粒。透明に輝くドロップたち。宝石のような作品。
愛する男性と、心がすれ違ったと思った瞬間。
言葉を持たないはずの雨が心を癒し——孤独の中にいた主人公と、きらめくような人や物とを結びつける。
主人公を待っていたのは、色とりどりにきらめくハーブティー、ドロップたち。そして、優しい雨のように彼女を包み込む、天使のように美しく、悲しげな青年。
現実ではないかのような透明感に満ちた、静かな時間。
そんな宝物のような出会いに、彼女の心は少しずつ柔らかさを取り戻す。
そして——。
ひとを愛する思いは、ひとりひとり違う。そんな、それぞれの心の形が、愛おしむように優しく描かれます。
愛することの悲しみや切なさ、喜び。様々な感情を丁寧に織り込んだ、宝石の…続きを読む