すれ違いから心に傷を負った女性が、少しずつ癒されていく。詩的な表現に惹き付けられ、女性と同じ目線で物語に引き込まれる。
響と書いて“ひびく”と読みます。 フィクション、ノンフィクション問わず、皆様の心に響く作品を生み出していきたい。 小説よりもエッセイやノンフィクションを書く…
暗い気分で、字を読むことも苦痛な状態でした。菜摘さんの文章には逢いたいと思って、優しそうなこの話を選びました。たくさん出てくるドロップに、九藤が慰められているようで。ほんの少しの切なさが配合…続きを読む
花の色をぼかす雨のヴェールハーブを揺らす雨粒窓をつたう雨の滴彼女の心に降る涙そんなシズクはドロップとなり彼女の心に溶けてゆく。ハーブティーは彼女の心を温める。できれば雨の降る午後に読…続きを読む
作者が紡ぎだす魔法のような言葉たちで織りなされる文章は、ジョーゼットのように繊細で柔らかく、読者を透明な独特の世界の中に誘います。 天使の様な不思議な青年がくれるカラフルなセロファンで包んだ飴…続きを読む
瑞々しさが溢れ出す、それがこの物語を読んだぼくの正直な感想です。物語を動かすキーパーソンが雨の中にいるシーンではショパンの雨だれを思い浮かべながら読んでしまいました。切ないのに、優しく心に届く文章…続きを読む
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