月と太陽のたまご

作者 梅乃あん

143

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★★★ Excellent!!!

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不器用でもどかしくて、ちょっと空回りしたりしながら、それでもキラキラと輝いている日々。

そんな日々をぎゅっと凝縮して見事に描いた作品です。

泥団子作りという単純な遊びの中で、二人の個性を対比させ、絶妙なエピソードで導いていく。

作者様の実力の確かさを感じさせる見事な物語です。

★★★ Excellent!!!

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泥団子のエピソードが微笑ましく、でも、現在の彼の選択も分かる気がします。
応じることで、思い出や、何かが変わってしまうかもしれない。
そういう臆病さが巧みに描かれていて、舌を巻きました。

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★★★ Excellent!!!

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五年ぶりに届いたメッセージ。
ここから主人公である柊の回想シーンが始まる。
不思議なタイトル。その意味するところはご覧いただければ、なるほどとご納得されるはずです。
誰もが幼馴染みとの思い出は、大事に胸の奥にしまってあるはずです。
泥だんご、確かに作りました。
今作はそこがポイント。
柊が共に幼少時代をすごした春陽。彼女との思い出と現在をシンクロさせ、見事な恋のお話に仕上がっております。

★★★ Excellent!!!

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幼馴染二人の、じれったくもキュンとする恋物語。
小さい頃の二人の描写がとても丁寧に描かれており、凄く心を打たれます。

しかしやがて迎える思春期と、変わっていく二人の環境。

でも太陽には太陽の輝きがあって、月には月の、少し頼りないけど優しさがあって。

二人の未来を想像すると、ほの温かい気分になりました。

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★★★ Excellent!!!

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幼い時代の砂場で営まれた「たまご」づくりが、丁寧かつリアルな筆致で描かれます。
それを通して培われるふたりの素朴で、しかし鮮烈な絆。
その絆の行く先は……。
ただ必死に、一途に、そして不器用に、解けた絆の糸に縋り、取り戻そうとする彼の姿。
結末を過ぎて読者に残るのは、終わらないからこその、豊かな読後感。
読者の想像力を否応なしに刺激する、お薦めの作品です!

★★★ Excellent!!!

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まず『月と太陽のたまご』というタイトルが良いですね。
幼い子供ならではの視点がそこにあり、しかしどこか詩的でもあり美しい表現。
子供だからこそ、どうして良いか戸惑ってしまい、何故、そんな行動に出てしまったのか成長してからも分からない……そんな記憶は多くの人に一度や二度はあるのではないでしょうか?
何となく自分の過去も思い返させてくれるお話でしたね。
そして思春期になってからの複雑な心情。すれ違ってしまったと分かって悔やまれる……。あると思います。
願わくば、彼らの未来に幸あれ。
そんな思いを胸に読み終えました。

★★★ Excellent!!!

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 この作品の題名は『月と太陽の卵』。なんとなく恋愛と言うより食べ物を連想してしまった。しかし、これは切なくも熱い恋愛物語なのだ。タグにある「どろだんご」を軸に描かれる幼い日の想いでは、とても切なく、そして序盤と終盤で二人の未来を予感させる。とてもよく考えられていて、構成も上手く組み上がっている良作です。
 皆様も、是非ご一読を。

★★★ Excellent!!!

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 暑い夏の日、家路を急ぐ、自転車の少年。
 彼の頭をよぎるのは、返事を書けずにいる一通のメール。
 冒頭から、その様子が目に浮かぶような、美しい描写で綴られていて、一気に彼の世界に惹き込まれます。

 彼は、遠い昔の、保育園時代に思いを巡らします。
 ――大切な幼馴染の彼女のことを。

 
 鮮やかな文章で描かれる、甘酸っぱくてもどかしい、彼の思い。
 ぜひ、おすすめしたい一作です。

★★★ Excellent!!!

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不器用な男の子が美しい少女に恋をする。当初は純粋でも、成長すると気恥ずかしさや面倒臭さもあってスレ違いも……。人間らしい、余りにも人間らしい男女の純愛に何処か心が安らぎます。
濃密な色恋に飽きた方は、此方の作品を一読してみる事をお勧め致します。

★★★ Excellent!!!

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近所に住んでいた、かわいらしい幼馴染。
僕たちは、無邪気に泥団子を作って遊ぶ中だった。

でも……彼女からある話を聞いた僕は、思わず……。


男の子と女の子。
そして、
成長した青年と少女。

彼らの想いは、ときに絡まり爆発してしまったこともあるけれど。

相手を想う純粋な気持ちに、爽やかさとほんわかとした温かみを感じました。

★★★ Excellent!!!

――

この物語の主役は、どこにでもいそうな男子高校生だ。手先の器用さも、悩みも、きっと成績も。恋の手管も、人並みだ。
この彼が、(天賦の差故に)一歩先を歩く幼馴染に抱く感情。
それに、「ふつう」を自認する私は、ひどく共感してしまう。

さて、あなたはいかがでしょうか。

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★★★ Excellent!!!

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泥団子は作った記憶がないのですが、綺麗に作る人はピカピカですごいなぁ、と思いました。

子供の頃からの不器用な遊びが、思春期になってからも不器用なまま。
かたや器用に泥団子をつくる彼女は、器用に世間を渡っているよう。
果たして不器用な恋は実るのでしょうか。
気になります。

★★★ Excellent!!!

――

自分が子どもの頃を思い出すと、男子って子どもだな、という記憶があります。
それが数年経ち、ある日彼らは突然大人になっていて、驚きました。
その私の知らない時間が、この物語に書かれているように思えます。

どこか懐かしく、キュンとする物語でした(^-^)

★★★ Excellent!!!

――

子供の頃の良い思い出は、何時までも忘れない物かも知れません。

主人公は、泥団子の味と共に、心に刻み付けているのでしょう。

日本人はとてもシャイな所が、長所であり、短所でもあります。

ただ、この場合は、「早く返信しなさい!」と叱りたい。

余計なお世話を焼きたくなる物語。

★★★ Excellent!!!

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いつも一緒に幼い日々を過ごした、少し大人びた女の子・春陽と、そんな春陽をどこか姉のように慕っていた男の子・柊。
時を経て、それぞれの環境は変わっても、お互いへの想いは何も変わらないと思い続けていた時間。
けれど、成長とともに、そんな無邪気な心も少しずつ、でも確実に移り変わって——。

ひとを慕う心とは、何だろう?幼い心で感じていた「好き」は、思春期に差し掛かった彼らの心の中でどう変化していくのか。
成長し、急激に形を変えていく自分の心を受け止めきれない主人公の焼け付くような胸の内を、巧みな情景描写と丁寧な心理描写によりリアルに描き出した、深く印象に残る作品です。

★★★ Excellent!!!

――

子供ながらに離れることへの不安を感じていたことがとてもよくわかり、胸がぎゅっと切なくなりました。
当たり前だった日常が当たり前ではなくなった時、人は思わぬ行動に出るのかもしれません。

さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

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何でも出来てしまう同い年の幼馴染。
それが女の子なら、男の子は色んな意味で嫉妬してしまうのかも?
例えその中に好意が含まれていたとしてもです。
きっと二人は両想い。
でも素直になれなのは変なコンプレックスがあるのか思春期なのか……
男の子の心情を見事に捉えた青春ストーリー。
読んで『会いたいなら会えよー』と突っ込んで下さい。

★★★ Excellent!!!

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恋の始まり、恋の終わり、恋の残骸。
恋にはいろいろある。

読んでいる方のほとんどが、逢えよ!そこは逢っとけよ! カーッ、押してやりてーと思っているはずだ。私個人としては、逢っても逢わなくてもそれは物語だ。この想像の余韻を、恋の予感と言うんだと思う。

★★★ Excellent!!!

――

ずっと心のどこかで引きづっている劣等感で素直に恋心を表せない主人公の心情が6000字という限られた字数の中に滲み出ていて、思わず嫉妬を覚えました(笑)

届かない距離にいようとも不器用なりに追い続ける主人公はとても好感が持てて、読み終わった時、「頑張れ、若者!」とついエールを送りたくなるすてきな青春作品です。

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★★★ Excellent!!!

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主人公の尻を蹴飛ばしてやりたい気持ちに駆られました(笑)
ほら、あの子が待ってるぞ。行って来い!

……しかし、みんな泥団子作ってるんですねぇ。私の周囲は何故その文化が無かったのか(汗)

★★★ Excellent!!!

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泥だんご。保育園や幼稚園時期には必ず誰しも作りますよね。
仲の良かった幼馴染が遠い国へ行ってしまうシーンには、
ちょっとホロっと来ました。
全体的に読みやすく、良い作品になっています。

★★★ Excellent!!!

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瑞々しい青春の雰囲気と、幼い頃の可愛らしい回想がとても爽やかで素敵な物語です。

泥だんごを極める──。
5~6歳の子が必ずと言っていいほど通る道ですね。
でも、春生まれの女の子と晩秋(かな?)生まれの男の子では月齢差や性差がかなりはっきり現れる時期。彼女の方が「たまご」のようにつるつると綺麗な泥だんごを作れるのに対して、自分は歪なでこぼこの泥だんごになってしまう。

そんな二人だけれど、とっても仲良し。まだお互いを意識するような年齢に届かない彼らの関係が変わる出来事が訪れます。

それから恐らく10年以上の年月が経った夏。
暑さの中で必死に自転車を漕ぐ彼の心境はラストに語られています。
青春の息苦しいまでの煌めきが、彼の瞳に差し込む夏の日差しと重なります。

★★★ Excellent!!!

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会いたくても会えない幼馴染との大切な思い出。
大切な子だからこそ大事に大事に心にしまっていて、大切な子だからこそ会いたいのに会いたくない。
そんな甘く切ない記憶と意地と怖がりを、繊細に、丁寧に、優しく書き上げて下さいました。

小さくて柔らかい不器用な手で包むよう、大切に掌に乗せたたまごのイメージが頭に残ります。
彼らの心に残るたまごが崩れずに、いつか明るく優しい何かになって孵るようにと。そう願う優しいお話です。

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★★★ Excellent!!!

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読んで納得のタイトルでした。
(泥だんご作りって奥が深いんですよね)
本作の主人公である少年は泥だんごがデコボコになってしまう、ちょっと不器用な男の子。対する彼女は美しい球形を形作る大人びた女の子。
幼き日の憧憬が綺麗に描かれた作品です。
個人的に、終わり方もとても好き。

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★★★ Excellent!!!

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とあるメールを貰った主人公。くれた相手は彼にとってはとても特別な人だったのだが、素直になれない彼はその返信をいまだ保留にしていた。

ここから物語は始まっていき、思い出に遡ります。タイトルにある月と太陽のたまごはこの回想の中で解説があるのですが、実にうまい表現だなぁと思いました。

また、この作家さんの物語でぼくが強く思ったのは、読み手に対し、どうやったらうまく物語を、主人公の想いを伝えられるか、その点をすごく丁寧に書き綴っていることです。情景描写や心理描写もよく書き込まれていて、すうっと感情移入しやすい。

彼の中でくすぶっていたある想い。その名はなんだったのか、ぜひあなたの目でお確かめください