麓清

なんというか、ニヤニヤしながら読んでる。 多分、周りが見たら二、三歩引く。 でも、それで良い。 だってニヤニヤできる作品だから。 とにかく、このニヒルかつユーモアに溢れた語り口の…続きを読む

いわゆる学園日常系ミステリーをスパイスにした王道の恋バナといった感じ。

伏線の張り方も上手く回収していて、とても読みやすく楽しめました。

短編らしくていい物語でした。
ストーリーとしてはストレートなんだけど、いい意味で期待を裏切らない、青春の一ページといった感じ。
ほっこりしました。

この世界は青いのだな、という言葉が印象的でした。
青い地球というものが作品のアンチテーゼのように映りました。

恋愛模様というのは時代とともに変わっていくのだろうけれど、この作品はとても現代的だなあという印象。 会ったこともない二人、声だけをしっていて、それでも会うとなぜだか久しぶりみたいで…続きを読む

この作者様の文体はほんとうに読みやすくて、和める。 くどくどとあれこれ書かなくても、ちゃんと雰囲気が伝わる。 なんか仕事とかでお疲れの人には、ほっとするような作品じゃないでしょうか…続きを読む

まだ一章を読み終えたところなのですが、とにかくオススメしたくてレビュー。 舞台は瀬戸内に浮かぶとある島の果樹農家。 かつてのヒットメーカーである主人公が、それに続くヒット作品を生…続きを読む

ありそうでなかったトイレがテーマの短編集です。 標榜している通り、1話あたり数分で読める短いストーリーながら、内容は決して薄くありません。 しっかりと作りこまれたことがよくわかる構…続きを読む

この作品はごく普通にある風景を切り取ったような、何気ない日常的な描写を楽しむ作品です…… と、思いきや！ な意外性のある結末。 決して派手さやドラマティックな展開ではないけれど…続きを読む

とにかく面白い。 小説として完成された、当たり前だけど、しかしネット小説ではなかなか出会えない、隙のない綺麗に整った物語。 何がどう面白い、と問われると、山の上で湧いている清水を…続きを読む

いわゆるお仕事あるある系が物語の軸です。 パートとしての仕事の姿勢やら、人間関係やら、とにかく等身大の言葉で紡ぎ出されるエピソードは、誰しも共感ができるはず。 妖怪口だけ女は全国的…続きを読む

まずタイトルの破壊力がすごい。 CDのジャケ買いというか、タイトルで読みたくなる。 中身もすごい。 カオス。 わけわからん（褒め言葉として） 内容はタイトルそのまま。 ある朝、…続きを読む

出だしの感じから、サイコホラーぽいのかなと思っていましたが、内容はラブファンタジーというイメージ。 謎の宝石を巡って展開されていくストーリーと、その宝石の力を受け継いだ女性が、あ…続きを読む

桜花乱満のエピソードを読み終えたレビューです。 葬儀屋に就職（面接）した主人公の、王道モノ成長物語ですが、人の死を巡る様々なエピソードが絡まり合っていて、とても面白いです。 丁…続きを読む

「ねこサバ」の登場人物によるスピンオフ作品。 他人の夢に入り込む能力を駆使して、お悩み解決するレイリィが主人公。 主人公目線ですすむ作品で、全体的にほわんとしたネコネコしい雰囲気…続きを読む

ちょっと困るとすぐに「くっ、殺せ！」といって困難から逃げようとする、ズボラ女騎士と、彼女を影で支える従者の掛け合いで進んでいくストーリー。 とにかく決め台詞（通称 くっころ）の中…続きを読む

おそらく、作者さまの実体験から来ているであろうという、非常にリアリティのある内容。 加えて、コンサルティングというよく聞くけど、よくわからない。な仕事の舞台裏を詳細に語ってくれて…続きを読む

この作品において、先を予測して読み進めること。 それは無意味だと言い切っておきたい。 どう脳ミソを絞りきったところで、このようなストーリーを生み出すことは、私には不可能です。 こ…続きを読む

美しく飾られたホテルのロビーに、まぶしい笑顔で挨拶をくれるフロントマン。 部屋から見える美しい景色にため息をこぼしながら、夕食に供される地元の食材をふんだんに使った豪華な料理。 …続きを読む

介護施設で日夜働くケアマネージャーたちの日常を描く作品。 施設利用者との関係だけではなく、介護職員と事務職員やその家族までも巻き込んで繰り広げられる小さなドラマ。 とても分かりやす…続きを読む

この作品を開いて、最初に目に浮かぶのは言葉よりも画。 とにかく文字を追うごとに目に浮かぶのは、この独特の世界観の景色です。 神霊や運命値研究所という、ミステリアスな存在が、この作品…続きを読む

またまたお世話になります！
いつも詳細なデータのまとめ、ありがとうございます。
もうその一言。
コンテスト参加者は必見。

いわゆるＲＰＧゲームの世界観のなかで繰り広げられる、異世界モノです。 とはいえ、冒険譚がメインストーリーではなく、「転職の館」という、いうなればジョブチェンジを紹介するお仕事モノの…続きを読む

王道異世界ファンタジー（転生モノじゃなく）としての世界観を大切にしながら、医療魔術という切り口で、その世界に関わるといった、いわゆる異世界お仕事モノなんですが、 物語はその診療所に…続きを読む

人が生きること、そして人が死ぬこと。 当たり前のこの二つの間にある様々な人々の生き様を、一人の世界的アーティスト「M」の死をめぐって描く、傑作ヒューマンドラマ。 「M」の死は人々に…続きを読む

ここまで詳細なデータを毎日更新されるその気力に脱帽です。
データ好きの私はかなりお世話になりました。
ありがとうございました。

これは編集作業に近いんではないでしょうか。 感想だけにとどまらず、改善点を具体的かつ詳細に記載してあり、自分の作品に当てはめて考えてみたときに、ものすごく役に立ちます。 これか…続きを読む

異世界転移したあとに残された側の世界を描いたヒューマンドラマ。 大切な人が一人、また一人と消えていく中で最後の最後に人は何を望むのか。 転移は果たしてありふれたラノベ主人公のように…続きを読む

無料だろうが有料だろうが、名作であっても、例え駄作だと言われたとしても、作品には作家の魂が込められています。 どんなにもっともらしいことを振りかざしたり、例えそれが歪んだ善意であ…続きを読む

暗号解読とくればミステリーになりがちなジャンルを、ラブコメ作品に仕上げた快作！ 毎回の十河さんと七色の掛け合いについニンマリしながらも、レベルの高い暗号解読が出題されます。 普…続きを読む

まだ読み始めですが、まずこの筆力が素晴らしい。 盤面に向かう時の緊張感は、まさに手に汗を握るよう。 文体自体はハードですが、それも将棋というテーマによくあって、雰囲気がでています…続きを読む

短編というのは、その短い文章の中に様々な要素を詰め込むので、個人的にはとても難しいと思っているのですが、これほどの数の短編を、さまざまなテイストで書きわける筆者の山野さんの筆力。 …続きを読む

正義感が強く、でもなぜかそれが傍若無人なふるまいになってしまう、自称「絶対王者」女子高生、ミコトのハチャメチャな日常から始まるストーリー。 彼女にとりついた、ちょっととぼけた感じの…続きを読む

猫派にはたまらん猫猫しい作品。 愛すべきほんわかした猫らしさ全開で繰り広げられる、猫ハーレムなラブコメ。 しかし、中身はしっかりとした物語が展開されていて、猫（？）たちの争いに翻弄…続きを読む

いわゆる異世界転移モノとは異なる正統派ファンタジーの世界観。 突如、少女を襲う悲劇。 そして、魔王となった少女、 さらに相対する勇者が実は魔王とはいわくがあって… しっかりとし…続きを読む

その奇抜さゆえに学校でも一人浮いた存在の音羽と、ごく普通、平凡な主人公の人生がひょんな出来事で交わる。 そこから始まるストーリーは少しずつ音羽の秘密を紐解いてゆく。 どこか切ない…続きを読む

息つく暇もなく展開されていくバトルシーンの連続で、一気に読み進められます。
鬱々としたダンジョンの雰囲気もとても緊張感があり、読み応えのある作品です。

万年一次落ちの主人公　新次に、自称子孫といいはる謎の美少女の登場によって、繰り広げられていくコメディタッチのラブコメ作品（しかもハーレム要素あり）。 作品内に散りばめられた笑いの要…続きを読む

第１話を読み終えたところでの感想ですが、とてもよく作り込まれた設定です。話はあくまで現実世界の中で進行しますが、二眼レフのレトロカメラ型の装置によって、人に非ざるものと対峙すること…続きを読む

短い物語ながら、任侠の世界の男気が感じられます。
すぐに読める作品ですので、ぜひご一読をお勧めします。

王道という言葉が当てはまらない、独特の雰囲気を漂わせた作品。 文字という媒体を用いたグラフィティーのように、どこか危険な香りのする、他ではなかなか目にしない描写がちりばめられていま…続きを読む

とにかく、作品全体に漂う、得体の知れないものに対する恐怖感が、赤黒いイメージをともなって襲い掛かります。 蝶にまつわる伝奇、そして少女たちが次々と死んでいく謎の奇病。 非常に緻密に…続きを読む

主人公の妄想振りを独特の視点で書き上げた快作です。
ある意味で食欲をそそる見事な描写でミツルの妄想が暴走します！

作品のテンポが良く、すらすら読める。
高所恐怖症な主人公が、ちょっと気になっている子と、おでんを探すという、シンプルなその物語をワクワクしながら、読み進められます。

面白い。
出てくるキャラがことごとくどこかズレていて笑えます。
しかし、柔道の投げのシーンの迫力は、これからの展開を大いに期待させてくれます。

少年たちの小さくも壮大な冒険譚。
ワニがいる。
その正体は本当にワニなのか？
ワクワクしながら読み進められる、作品です。

なかなか面白い題材だと思いました。 現代に転生してきたゲーム世界の魔王が、同僚保育士たちと繰り広げる、日常系ファンタジーモノ。 さらりと軽い読み口ですので、気楽に読める作品です。…続きを読む

この短い中に、キチンと物語として構成されていて、とにかく文字通りに痛快なストーリー。

文章もしっかりしていて、読み応えは十分でした。

なんということでしょう。 もぐら叩きなにのに、もぐらが一度も出てこないなんてッ！ 個人的にはもぐらの穴の構造がどうなっているのか、気になりました。 キャラがしっかりしていて、短…続きを読む

少年と犬の散歩を、兄貴肌の犬の視点で物語は進んでいきます。 「いぬ」という言葉を軸にして展開するストーリーは、少年の小さな冒険から、人間や街の成長、そして過去と未来を様々な色彩で紡…続きを読む