王道という言葉が当てはまらない、独特の雰囲気を漂わせた作品。文字という媒体を用いたグラフィティーのように、どこか危険な香りのする、他ではなかなか目にしない描写がちりばめられています。
世知辛い世の中を這いつくばって生きる変温動物的なにか
文章の圧倒力、面白すぎるの一言に尽きます。佐藤友哉氏の呟きで知りました。ユヤタンで育った自分には刺さり過ぎて辛いです。何を書けば良いのか分からない位好きです。大好きすぎるヤバい!
この作品が唯一無二の感性で埋め尽くされていることは間違いない。ただ、あまりに個性的すぎて、世界を覗こうとするたびに跳ね返されてしまう。作者と同レベルの極めて高い感性がなければ理解不能な部分が多い。正…続きを読む
豊かな想像力の母体を強く感じ、創造した世界観を表出するためのはっきりした意思を感じました。文章力というよりは、文体と感性がマッチングしているのだと思いました。
一話と言うかプロローグを開き読み始めてみると、一人称視点の地の文により物語の説明が始まるのだが、それがすごく独特です。比喩と言うかなんというか、くどいのがまた逆にいいというか……。これが文章力の…続きを読む
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