概要
レカルストの実に隠された真実。
〈レカルストの実〉
煎じて解熱剤として用いられる薬。
民間療法や漢方薬的なものとして、広く使われている。
〈イネイ〉
『雨の日の祈り』の標的。
両親にレカルストの実を買うために、雨籠りの禁を犯して、黒アスを拾う。
後に黒アスを助けたことで処刑される。
〈フィラソフ〉
『赤い大地』の標的。
不老不死を求めた画家だったが、後に鏡ふきとなる。
〈アスコラク〉(通称・黒アス/首狩悪魔)
本シリーズの主人公。
標的の首を狩ることを生業とする。
天使のアスコラク(通称・白アス)と身体を共有している。
*参考文献
ピエール・クラストル
1989『国家に抗する社会』水声社。
煎じて解熱剤として用いられる薬。
民間療法や漢方薬的なものとして、広く使われている。
〈イネイ〉
『雨の日の祈り』の標的。
両親にレカルストの実を買うために、雨籠りの禁を犯して、黒アスを拾う。
後に黒アスを助けたことで処刑される。
〈フィラソフ〉
『赤い大地』の標的。
不老不死を求めた画家だったが、後に鏡ふきとなる。
〈アスコラク〉(通称・黒アス/首狩悪魔)
本シリーズの主人公。
標的の首を狩ることを生業とする。
天使のアスコラク(通称・白アス)と身体を共有している。
*参考文献
ピエール・クラストル
1989『国家に抗する社会』水声社。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神話から読み解く異世界の在りよう
神話からはじまり、彼の地に根付く人々の暮らしや風習を追いながら、その文化的背景を読み解き、歴史の影に隠れた大罪を探す話
いわゆる物語・ストーリーの合間に、文化人類学あるいは民俗学のレポートを挟んでいくような、独特な筆致でした。
ファンタジー世界の設定をこうも興味深く読ませてくるのは凄いの一言。
設定というのは創作者の熱量が高まるほど読みにくくなりがちですが、この作品ではファタンジー世界の野外調査に参加しているような、不思議な高揚感があります。
変な話、物語はいいからもっとレポートを読ませろと言いたくなるくらい。
とはいえ、もちろん物語の骨格もしっかりしていて、ぐいぐい暗部に接近していく主…続きを読む - ★★★ Excellent!!!歴史と民俗のからみあう密林に咲いた徒花を、首刈り天使が斬る。
雨季に森が水没するほどの雨が降るガレート族の地では、雨季を終わらせるための戦争『ツベトクバナー』が毎年行われていた。
対立する部族民の首を狩る戦いは、何故か〈花の戦争〉とも呼ばれている。
かつて西の大国の植民地支配をうけ、搾取された地に残る風習は、大陸全土でひろく用いられる薬草の起源に関わっていた。
〈首刈り天使〉アスコラクは、イネイとフィラソフとともに調査に乗り出すーー
◇
アスコラク・シリーズの新作です。今回は標的不明のまま物語が進行し、終盤で明かされる真相に戦慄を覚えます。
文化人類学的な舞台背景に、歴史と気候変動、植物の生態までからんだ謎解きは、読み応えがありました。
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