烏目浩輔

リサさま、なかなか性悪の魔王さまなのですが、どこか魅力的に感じたりもするんですよね。
性悪がつきぬけると、人を魅了するのかもしれません。笑

カテゴリーはホラーになっていますが、怖いというより、不思議で、かつどこか幻想的な感じもする物語です。 でも、ちゃんと怖いんですよね。 ギャーと叫ぶような怖さではなく、妙にひんやりす…続きを読む

ホラー短編集です。 霊媒師が出てきて悪霊をバッタバッタとやっつける！　という派手な話ではありません。 ホラーというより怪談といった内容といえばいいでしょうか。 とにかく、じっとりと…続きを読む

物言わぬ植物への畏れというか、得体の知れなさというか、そういうものを感じた作品でした。 自殺する森、という意味深なタイトルが、最後に回収されて心地いいです。 文化人類学の実話なんか…続きを読む

介護と聞くと、しんどい、つらい、面倒、なんてネガティブなイメージがあると思います。 そういう部分も確かにあるのですが、このエッセイはそれらを楽しく読ませてもらえます。 介護の現実を…続きを読む

カテゴリーは恋愛となっていますが、男女が恋心を育むだけの物語ではなく、ミステリー要素のあるストーリーです。 特に二章あたりから物語が入り組んできて引きこまれます。 あちこちに張り巡…続きを読む

山里　春の恵み。そのタイトルにぴったりなお話です。 劇的なことは起こりません。日常の一コマを切り取ったようなお話です。 でも、読んだあとはほっこりです。 ぜひ、みなさんも読んでみて…続きを読む

これはいったいエッセイなんでしょうか。小説なんでしょうか。 それすらもよくわからない作品です（いい意味で）。 でも、そんな独特な感じに中毒性があって、どんどん読み進めて、どんどん引…続きを読む

こちらの作品はもちろん創作のはずですが、実際にどこかで起こりうる物語です。いえ、すでに世界のどこかで起きているかもしれません。現実世界のどこかを切り取ったような物語です。 いわゆる…続きを読む

これはうまい！ 見事なタイトル回収で、やられたって思いました。 靴をポイントに使って、お話は凄くロマンチック。 これからのふたりがしあわせであることを祈ります。 ほんとにタイトル回…続きを読む

読みはじめは王道のホラーのようですが、だんだんストーリーが一転二転していきます。 そこに淡い恋心もからんでいき、勇気をだした気弱な主人公の成長なんかもあって、4万字足らずとは思えな…続きを読む

注意欠陥・多動性障害（ADHD）を抱える少女が、周囲の人とぶつかりながら、自分ともぶつかりながら、足掻くように少しずつ成長していく物語です。 少女は絵を介して自分の居場所を見つけ…続きを読む

情景描写を書くさいによく言われることですが、情景描写は景色を説明するわけではありません。登場人物の心を景色に反映させます。 情（心）と景色で情景描写です。 この作品の情景描写はす…続きを読む

おもしろいとは言えません、楽しいとも言えません。 重くて、苦しくて、つらい…… ネガティブな言葉ばかり並んでいますが、読みはじめると止まらなくなります。 心の表裏や、心のウネウネし…続きを読む

作中に出てくるウイリアムとアンジェリーナが本当にかわいいです。 幼いながらに、嫉妬して、頑張って、最後は目的を果たす。 そして、まわりにいる大人たちも優しい。 ほほえましいという言…続きを読む

作者さまは商業出版もされている実力者＆プロです。当然ながらこの作品もおもしろいです。 小江戸川越が街ごと異世界に飛ばされ、その街に異形のモノが現れはじめます。 街の人々を守るのは1…続きを読む

物語の展開がうまい。 そして、登場実物が魅力的。なにより、文章がとにかく美しくて、詩のようにすら感じます。 この作者さまは心を書くのがすごくうまいと思います。心理描写というより心。…続きを読む

僕の作品にもレビューをいただきましたが、レビューが本当にうまいです。 作者の僕より作品のことがよくわかっているんじゃないかって思うくらい。 たくさんのおすすめ作品がありますので、な…続きを読む

突如街に出現した超巨大ショベルカー。目的が不明で破壊もできない謎の物体。ただずっと穴を掘り続けている。 そこに青春真っ盛りの男子2人と女子1人がからんできます。 確かにこの物語はS…続きを読む

人の本性が垣間見れる物語です。 欲望に素直になるか、理性で道徳的に振舞うか。 書く人なら他人事ではないような悪魔の誘惑。 僕ならどっちかと考えさせられます。 みなさんはどっちでしょ…続きを読む

略すと『こち瓶』。どこかで見た気がしますが、それはさておき── キャッチコピーの『自称、カクヨムで最もリアルな警察小説』。 それに嘘偽りはありません。 作者さまの近況ノートに『取…続きを読む

さほど遠くない近未来のお話です。 まさにハラハラドキドキという展開で、読みはじめるといっきに物語に引き込まれます。 こういうのはハリウッドでやってくれ！ キャッチコピーにそうありま…続きを読む

こういう話の読後感を言語化するのは難しいです。おもしろいでもないし、こわいでもないし…… 現代の話ではありますが、なにかノスタルジーを感じます。 また、実在の行事に基づいて書かれた…続きを読む

まさに拗らせ女子の青春物語です。
やまない雨はないと言います。いつか晴れるはずなんです。
そう思えてくる物語です。

タイトルの感じからして、物語の時代背景が昔のような印象があります。 でも、実際は現代のお話で、妖怪がわんさか出てきます。 但し、人間ＶＳ妖怪という話ではなく（少しはそういうシーンも…続きを読む

こういうのが知りたかった、というエッセイです。
僕もまだ途中までしか読んでませんが、最後までじっくり読もうと思います。

設定がおもしろいうえに、ラストのメッセージに、しっかりと効いています。ほんとによく考えられている作品で、ヨム側の人だけでなく、カク側の人にもオススメです。 ぜひ皆さんも読んでくださ…続きを読む

作者さまもおっしゃっていますが、まさにゲームブックです。
読者の数だけ物語があります。
皆さんも自分だけの物語を綴ってください。

確かに怪談です。でも、なごみます。
実は新しいジャンルかも。
みなさんもクスっと笑ってください。

実話を蒐集する勇気がないので、実話「風」怪談を書いていらっしゃるのだとか。 でも、かなりリアルな実話風怪談です。 文章が巧みで、物語にリアリティーがあるからだと思います。 まるで、…続きを読む

思ったことをつらつらと書いてみました。 というエッセイで、タイトルは『エッセイ』です。 普通はタイトルにはこるものですが、シンプルに『エッセイ』です。なにか覚悟のようなものを感じる…続きを読む

ひとこと紹介のとおり、カクヨム2020夏物語大賞受賞です。 大賞受賞を受賞されたということで再読させてもらったのですが、やっぱりおもしろいものは再読してもおもしろいです。 大賞を取…続きを読む

どこか幻想的な物語が、web小説らしい仕掛けで進んでいきます。
そして、そのすべがラストで覆されます。
これは読まないとわかりませんので、皆さんもぜひ読んでください。

1500作品を読まれて方だからこそ書けるエッセイ、あるいは報告書だと思います。
カクヨムで小説を書いている人でしたら一読することをオススメします。とても参考になりますので。

闇鍋企画というもので書かれた作品のようですが、それを抜きにしても良質の物語です。 さまざまな仮面をかぶった登場人物。ダークファンタジー然とした世界観。冒頭からラストまで格好良く、一…続きを読む

高貴な文体で綴られる物語。
ダークな世界観。
そして、絶望が垣間見えるラスト。
短くても心に残る濃厚な物語です。
皆さんもぜひ読んでみてください。

どれも短い物語ですが、内容は多種多様です。 ファンタジーもあれば時代小説的なものも。 一味違うショートショートを皆さんもぜひ読んでみてください。 どのお話も独立した掌編ですので、気…続きを読む

馬鹿っぽいのを書いてみたかったんです。 作者さまいわく、そういうことらしいです。 でも、キャラは魅力的ですし、ストーリーには捻りがあり、しっかり楽しめる物語です。 しかし、ヒーロー…続きを読む

韓流ドラマや昼ドラを連想させる物語です。でも、両者は展開が早過ぎたり無茶があったりと、ときどきついていけなくなりますが、こちらの作品にそれはありません。丁寧にしっかりと書かれていま…続きを読む

バイク系の漫画はよく見かけますが、意外と小説では少ないかもしれません。そして、バイクもので女性が主人公というのも珍しいかも。 正直言って僕はバイクの知識がまったくありません。でも…続きを読む

呪い師。マジナイシと読みます。僕はノロイシと読んでしまって、ホラーな物語かと思って読みはじめました。 でも、祖父が残したものを、戸惑いながらも、しっかりと引き受けようとする孫のお話…続きを読む

迷いの森に入りこんだカタリ。 どういったラストになるのかと読み進めていたら、切なくてあたたかい物語でした。 一話完結の短編ですが、ストーリーがしっかり練られていて、シリーズ化してほ…続きを読む

書かれているのは日常の出来事です。非日常のことはなにも起きません。 でも、その中で葛藤があり、気づくことがあり、主人公が変わっていきます。 日常のなんでもないことが、しとやかに書か…続きを読む

フィクションだとは思うのですが、実話のような臨場感や説得力があります。 作者さまの確かな筆力がなせるわざでしょう。 ナイトダイビングの静謐さや、水の温度まで感じそうな描写も、物語に…続きを読む

この怪談集を一言で表すとすれば現代版遠野物語でしょう。あの得も言われぬ雰囲気がこの怪談集にはあります。 話の内容は多種多様ですが、どれも現実味があってリアルです。今まさにどこかで…続きを読む

冬にはやはり恋愛ものが似合うと再発見させてもらえる物語。 しっとりとした文体で、どこか幻想的で、純粋な物語が語られています。 時間の余裕があるときに、大切にゆっくりと読んでください…続きを読む

この世界観を表現するにはどう言えばいいんでしょう。古典のように品がある物語。世界観に合った独特の文体。僕の語彙力じゃそれ程度の表現しかできません。 とにかく読んでみてください。 短…続きを読む

音を文字でこれだけ表現できるのかという驚きがあります。 また、音を聞き続けると死ぬという世界、それに合わせたキャラや設定が練りあげられていて、読了後に「んー…」と唸ること必須です。…続きを読む

ネタバレになるので多くはかけませんが、絆とはなにかということを、改めて考えさせられる作品です。 長く一緒にいたとか、たくさん話をしたとか、そういうものではないところで、繋がりは生ま…続きを読む