二人の純愛は読む人を魅了する素晴らしい作品。
まず、東北の片田舎という設定は私をは引き付けた。
私の生まれ故郷を連想させるからだ。
そこまで雪深くはない田舎で出会った若い男女。アキラとユカ。
ユカは叶わぬ恋と知りながらアキラと冬だけ出会う。雪女との悲恋か?と思いながら読み進めると…。
予期せぬ事故で記憶を失くすが、ユカに再会し記憶を取り戻す。
その場面は昭和世代の胸を打つ。こんな恋愛なら今からでもしてみたい。
作者はハッピーエンドとという素晴らしい形で締めくくった。読み終えるとさわやかな風が心の中に吹いた。