烏目浩輔

突拍子もない話が、淡々とした語りで綴られています。なぜ男が？　などの説明がまったくありませんので、これなんぞやと最初は戸惑いますが、そのぶん先が気になって、読んでいるうちにだんだん…続きを読む

弱いものは周囲に翻弄されて、深い傷を負わされてしまいます。 それでもくじけずに頑張っています。 弱くても頑張っている、その強さを書いた作品じゃないかと僕は思います。 とても考えさせ…続きを読む

過去の文豪さん、例えば夏目漱石あたりが書いたような文体で、でも未来の出来事が丁寧に綴られています。 文体と物語のギャップがこの作品の魅力のひとつかもしれません。 ストーリーはかわい…続きを読む

いろいろなタイプの物語がある短編集です。 しかも、かなりたくさんの物語があってとても贅沢です。 僕は三割ほど読みましたが、タイトルが気になったぶんから読んでいってます。 別に順番ど…続きを読む

※ギャグです。どうぞ頭を空っぽにしてお読みください。 と紹介文にありますが、ギャグではなくメッセージ性のある物語です。 でも、やっぱりギャグでっしょうか。 どっちでしょう。んー………続きを読む

短い物語ですが、読んだ人の人生観や価値観に影響を与えるかもしれません。
強烈なメッセージを内包した作品です。
皆さんもぜひ読んでみてください。

見知らぬ三人の優しい物語。
皆さんもほっこりしてください。

見た目は完璧なのに、実は口が悪くて、ある奇病にかかっている生徒会長（男） 話し方も佇まいもお嬢様なのに、実はバカ（女） この設定だけでもおもしろいのですが、作者さまの筆力で、さらに…続きを読む

ひきこもりの大学生、ユージ。 過去に戻っているのか、夢の中にいるのか、幻想的に物語は進んでいきます。 ほしかったものはシンプルなあの言葉。 人間が立ち直るきっかけは、ちょっとしたこ…続きを読む

潜憶士は対象の生物が持っている嫌な記憶を引き受ける仕事。報われない仕事。
癒やしてくれるのは、無限の宇宙。
その宇宙とは？
皆さんもぜひ読んでみてください。

少年から大人に。一人の人生を、その成長を、二千字に満たない文字数で表現されています。 ハンカチさえあれば…… 信じて、裏切らて、怒りも覚えて、許して、 それからの後編だと思います。…続きを読む

カクヨムに小説やエッセイなどを投稿している方であれば出版業界に興味があるのではないでしょうか。 そして、作家を目指している方も多いはず。 そういう方たちであれば必読だと思います。 …続きを読む

世の中に、溢れる言霊と嫉妬は、WEBへと舞台を変えた―― まさに世の中はそういう流れであり、カクヨムのコンテストに参加させている方は、この物語を読むとちょっと怖くなるかもしれません…続きを読む

たぶん、このエッセイの主成分は砂糖です。

リアル脱衣、そして将棋。このふたつを取り扱った物語は意外と少ないです。
また、メッセージ性もあり、ラストもいい感じです。
皆さんもぜひ読んでみてください。

魔女ものですが他とは一線を画します。
ハードボイルで硬派です。
まだ物語ははじまったばかりですが、続きが楽しみです。

ブログへの書き込みが中心にストーリーが進んでいきます。 こういうものは単調になりがちですが、そう感じないのは文章が巧みだからですね。 繊細な心の動きなどが、精緻な筆力で綴られていま…続きを読む

５０００年後の未来へようこそ。 謎めいた冒頭。そこから物語がはじまります。 その描写が逸脱です。 現実ではありえない世界ですが、作者さまの実体験かのように、細かなところまでリアルに…続きを読む

サッカー好きな少年と同級生の少女。
淡い恋が芽生えていくなかに記録的な長雨。
それらが落ち着いた文体で、美しく繊細に綴られています。
ラストは……
ご自分で読んで確かめください。

小さな幸せがいっぱいの、手紙のような詩です。
日常にもちゃんと幸せはあるんだなと思わせてもらえます。

語るのは最低限。でも、しっかり心にしみます。 行間にいろいろなものが隠れている気がして、読み手はそれを自分なりに解釈するようなスタイルでしようか。だから、読む人それぞれで、同じもの…続きを読む

ラストが想定外すぎます。
これに最初から気づく人はいないかもしれません。
短いお話で気軽にも読めますから
皆さんも読んでみてください。

ほんとにめちゃめちゃ白いです。
でも読みはじめるまでその白さは気づかないと思います。
こんな白いなんて。
皆さんもぜい読んでください。

良質なSFの掌編集です。 練りこまれ世界観。作りこまれた設定。よくこんなにたくさん物語を思いつくなあ、と感心するばかりです。 どれも独立した物語ですから、一話目から読んでもいいです…続きを読む

ポンコツな上司と、それを取り囲む部下。
それが別世界で起きたお話です。
ドタバタ劇のお手本のような物語です。
最近笑っていない人にオススメです。

考えさせられる作品です。
短い物語ですが、読み応えがあり、メッセージ性もあります。
皆さんもぜひ読んでみてください。

心が洗われる作品というのはこういうものかもしれません。 多くは語っていないのに、心にスッと入ってくるものがあります。 四千文字に満たない短い作品ですが、印象に残る作品です。 皆さん…続きを読む

世界は、完全に狂っていた。
いや、ほんとうに……
おバカをやり切った物語です。でも、語彙力が凄い。語彙力が勿体ない。
落ち込んだときとかに読むといいかもです。

世界を救うために生贄になる少女。 その詳しくを知っている少年。 『罪悪感』『同情』『恋心』。少年が抱いていた感情は複雑で、一言では言えません。 でも、それを巧みな心理描写で繊細に綴…続きを読む

ある悩みを抱えた女子高生が、風変わりなカフェで…… 一話目でコーヒーが飲みたくなって、コーヒーを入れてから読み終えました。 コーヒーの香ばしい匂いを感じそうな描写のうまさです。 ま…続きを読む

小説ではなく卒論のようですが、どこか物語を読んでいるような感覚にとらわれます。 また、タイトルに宮沢賢治とありますので、宮沢賢治への愛がたっぷりなのですが、本来のテーマは死生観的な…続きを読む

読み手にいろいろなことを問いかけてくるような、掌編でありながらずっしりとくる物語です。 こういうものは説教くさくなりがちで、押しつけがましくもなるのですが、『仔羊たちの血肉』にはそ…続きを読む

3500文字に満たない短編でも、世界観がしっかり作りこまれています。 また、主人公の一途な思いが、セリフなしで淡々と語られ、ついにラストを迎えます。 タイトルの『蛍』。その光のよう…続きを読む

薬膳のことを楽しく学べます。
専門書を全部こんな感じにしてほしいくらいです。
難しいことも凄く学びやすくなると思います。
とにかく自然の恵は偉大です。

悲しいお話のようですが、実は優しいお話です。お互いを思いやっているからこそ、そうなってしまうんです。
短いけど考えさせられる作品です。

大事件は起きませんが、読み入ってしまいます。 作者さまの力量なんだと思います。 どこか哲学的な文章、それあるあると思えるエピソード、 なんだかおもしろいので、皆さんも読んでみてくだ…続きを読む

この作者さまの書くものは、どれも文体が美しいです。
どこか古風で色気のある感じがします。
昔の文豪さんたちの作品を読んでいるような感じもします。
皆さんもぜひ読んでください。

主人公は地獄で罪を償わなければならない。 ライトノベル的なポップな要素もありますが、贖罪といった宗教感も感じられます。 それを説教くさくならないようにできるのは作者さまの力量なので…続きを読む

新婚旅行が絶望的な状況に。 そして、最後は。 ネタバレするのでこれ以上書けませんが、 ショートショートのお手本のような作品だと思います。 手軽に読める長さですし、みなさんもぜひ読ん…続きを読む

なんだかかわいいお話です。
かわいい夫婦がでてきて、かわいいこだわりがあって、最後もなんだかかわいい。
読むとちょっと人恋しくなるかも。

映像化してほしくなる作品です。 そう思う作品は描写がうまいんだと思います。頭に物語の絵が浮かぶので、きっと映像化してほしくなるんですよね、 巧みな描写で、自然のおそろしさや、極限状…続きを読む

短いお話ですがとても読み応えがあります。フィクションですが太古に本当にあったかもしれないとも思える話です。あるいは、そう思わせる筆力が作者さまにあるのかもしれません。 地の文だけで…続きを読む

タイトルに台風とついていますが、辛い話や悲しい話ではありません。優しいお話です。 劇的なオチはないのですが、だからこそリアルな物語になっています。 翻弄された（たぶん優しい）人たち…続きを読む

マラソンのほのぼの体験談です。ゴリゴリ体験談ではなく、ほのぼの体験談なのがいいです。読んでいて心地いいです。
皆さんも読めば、走りに出たくなるかも？
ぜひ読んでみてください。

心があたたかくなる作品です。 途中で「ああ、こうなんだな」とわかります。でも、わかるのがいいんですよね、 これ以上書くとネタバレになるので書きませんが、ぜひ皆さんも読んでみてくださ…続きを読む

これはおもしろいです。 歌をもとに短編の物語をつづるという企画もいいですし、それぞれのお話のクオリティーが凄く高いです。 文体が丁寧で繊細、精緻な物語、現在のところまだ３話だけです…続きを読む

首都大阪――大阪都構想とかがありましたが、それとはまったく関係のないお話です。 一言で言えば石田光成のお話です。 一般的な時代小説は難解な漢字が多くて、よくわからない言葉が出てきて…続きを読む

まるで時代小説のような硬派な文体。そして舞台はダンジョン。 和風ダンジョンというのでしょうか、独特な世界観で物語はすすんでいきます。 読者をグイグイ引っ張っていくような文体もすばら…続きを読む

幼なじみの大学生ふたりが話すだけと、この作品は紹介されています。 ほんとにふたりが話すだけです。セリフだけで地の文はなし。最初から最後までセリフだけが続きます。 でも、おもしろいん…続きを読む

叙情的な美しい文章で、繊細に綴られている物語です。
物語は静かに進んでいき、
幻想的に感じるほどの美しさがあります。
皆さんもぜひ読んでみてください。