平均５００万再生への道

新卒で入社した会社でモラハラ上司に苛め抜かれて退社した雪見星夜は、独特な感性をもつ大葉社長が経営する会社になんとか再就職を果たした。
破天荒な大葉社長が経営する会社はちょっとブラック気味な社風ではあったものの、優しい弥生先輩の指導もあって何とか研修期間を終えた星夜は忘年会で楽しいひと時を過ごし帰路についた。

が、次に目覚めた時に見えたのは見慣れた部屋の天井ではなかった。

煌々と輝く巨大スクリーンに映し出されたのはなんと色とりどりのチューブを体に繋がれベッドに横たわって眠っている自分の姿。
あっけにとられている間に画面が切り替わり文字が表示された。

『５０００年後の未来へようこそ。
　無事に元の時代に戻りたければ、これから与える課題を全てクリアしてください』