現実のどれほどスタイリッシュなマシンにも、それがちゃんと動く背後にはこのような人たちがいるものです。
レンチを握り、油にまみれ、機械の洞窟や歯車のブッシュに潜り込む。
お分かりですか? そう、整備士です。
時に20XX年、世界はAIの炎に包まれた!
だが整備士は死滅していなかった!
作中ではスーパーコンピューター「ソロモン」が暴走を始めた時、人型戦闘兵器「クローラー」のみが設計上の欠陥で唯一ネットワークに接続されていなかったため、他の兵器と異なりハッキングを免れ、殲滅に抗う人類の最後の希望となったことが語られます。
しかしながらもう一点。「整備士」もまた、ネットワークから排除されたスタンドアロンな生体システムであったことが、人類の命脈を繋いだと言うべきでしょう。
これから先、人機の共生体は手を取り合って世界を滅ぼした電子の怪物へと立ち向かっていきます。
その戦いの結末がどうなるのか――それは是非、読者の皆さん自身の目で確かめてください。
~以下、小声で小言です。~
楓さんの目的とケースの正体を明かすのはもうちょっと勿体付けても良かったのでは?
丈たちを完全に信用できると判断するまで秘密にしていて、なのに源次が頭ごなしに彼女の旅に同行して協力しろと命令するから、丈がさらに反発するとか(さっきまで旅立つなとか言ってたくせに!俺は親父の操り人形なのかよ!)。
そして中盤をちょっと過ぎたあたりで真相が明かされるのです。それなら世界の現状とか家族とかをもっと仔細に描写した上で全ての発端を示すことができますし。
とはいえ、展開をどれだけ巻きで行くかという作者の好み次第でしょうか。。。
蛇足でございましたm(_ _)m
荒廃した世界、その地獄の始まりは——たった一文字の誤入力だった。
ベアリング・フラットで整備士として暮らす青年・門倉丈。ある日、修復士
・一ノ瀬楓が一つの純銅のケースを抱えて現れたことで、彼の日常は大きく
動き出します。
世界を修復する鍵を手にした丈は、頼れる姉・凛、天才修復士の楓とともに
旅立ちます。立ちはだかるのは、AIソロモンが放つ無数のスクラッパーと
生物兵器、そして、人類を滅ぼし続けるシステムそのもの。
整備士だからこそ分かる。壊れた機械なら修理すればいい。
たとえ相手が世界を支配するAIでも——。
この作品ならではの熱い戦闘、そして世界の根幹に挑む丈たち3人の絆が
光る旅路。
メカアクションありの壮大な冒険が繰り広げられる胸熱の、とてもおすすめ
な作品です✨
ポストアポカリプスの世界観、日本人の名前をした主人公達は、荒れ地を闊歩するスクラッパー達との戦いの日々を送る。
スクラッパー達が暴れ出した理由がいい、一文字のスペルミスがここまでを招いたのだと、そのスペルの英文がまたカッコよいのだニャ…。
自軍のロボを整備する整備工場の描写がとても丁寧で、作者さんの高度な知識量が見え隠れしますん。
町での比較的落ち着いた拠点感と出撃して敵と戦う臨場感のあるバトル感のタイミングの切り替えもいいと思いましたニャ、たまにお色気もあったり笑
キャラも良く、軽薄でテンパるのに最強の誠さんマジカッケーす。
今後も楽しみにしてますニャ