概要
宮沢賢治の絶詠に関する一考察。死者と生者の関わりについて語ります。
宮沢賢治の死について、主に絶詠についての一考察です。妹トシの死について、また筆者の祖父の死についても触れ、死者と生者の関わり方を考察しています。2019年12月末に提出した卒業論文の改訂版です。
追記
2020年2月13日
学部の優秀論文に専攻の教授会から推薦されました。やったね。
学内発行誌「学生論集」に掲載されます。出版物にはならないので、カクヨムでの掲載は続行できます。
追記
2020年2月13日
学部の優秀論文に専攻の教授会から推薦されました。やったね。
学内発行誌「学生論集」に掲載されます。出版物にはならないので、カクヨムでの掲載は続行できます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!空のように無限の形の小説を
これは宮沢賢治の作品に子供の頃から触れてこられた作者さんがそのおじい様の死によせて、「人は死んだらどうなるの?」ということについてお書きになられた学術論文です。そして作者さんの卒業論文です。
心理学にも及ぶ膨大な資料にも当たりながら『グリーフワーク』という人間の根源にも関わるようなテーマを現役の学究者として緻密に丁寧に書き上げておられます。
そしてわたしはこれは論文であると同時に「文学」であると感じました。
詩であり、エッセイであり、そして小説でもあると感じ、事実わたしは小説を読み進めるようにこの論文に『引き摺り込まれ』ました。
創作というものに向かわずにはいられないわたしたちが今後…続きを読む